特別養護老人ホーム　ウエルプラザ高知の口コミ・評判　やうし（男性/60代）

場所は、高知の人ならほとんどの人が知っている「しなねさま（土佐神社）」の上にあります。海抜が大変高い場所なので、最近心配されている南海トラフ地震での、津波にも他の場所よりは安心かと思います。 1階正面入口から入ると驚くのがフロアが全て木質で、暖かい温もりが感じられる事です。左手に開放的な事務所があり、すぐにでも声を掛けられる安心感があります。中央には吹き抜けのパティオがあり、ショートステイと、デイサービスは１階で行われています。2階、３階が要介護の８０個室があります。それぞれの居室は、高知市内のなじみのある地名がつけられていて、８つのユニットに分かれています。居住者は、それぞれのユニットの往き来は基本ありません。 このユニットの居室も木質のフロアを使った暖かみが感じられます。個室にはそれぞれ巾の広いスライドドアがあり、外側には、安全の為に開放はできませんが、明るい日差しを取り入れる窓があります。また、エアコンや洗面台、収容家具、ベッドもそれぞれの居室に設置されています。 居室の真ん中には、広い共用スペースがあり、食事する大きなテーブルのあるスペースと、のんびりテレビを見たりできるスペース、それと、畳を敷いたスペースが用意されています。また。入居者は許可が必要ですが、広いベランダもあり、五台山を遠くに見ることのできる見晴らしも素晴らしいものです。 部屋にある、洗面台には、大きな鏡と、自動オン／オフの蛇口が設置されています。そなえ付けの収納スペースも沢山あり、もし用意するとしても、シングルハンガーくらいでいいのではないのかと思います。 それぞれのユニットには、風呂と、トイレが完備されていて、要介護度の高いユニットでは、毎日お風呂の介助も行われています。

季節によっては、周辺の散歩や、大型商業施設への買物、花見などの外出する行事も行われています。　体操や、映画鑑賞、春には，新年会、節分、ひな祭り、端午の節句、夏には、夏祭りやよさこい祭り、流しそうめん、秋には運動会、敬老の日の敬老祭、１２月には、忘年会や、もちつき大会なども行われます。ショートステイの利用者などは、カラオケ大会なども頻繁に行われています。家族には、月の予定が事前に送付されてきますし、家族参加の行事には、参加申し込みの案内も送られてきます。また、「こころ」という写真入８ページほどの発行物も送られてきます。　出張散髪（有料）や、歯科検診なども行われますし、冬場のインフルエンザワクチン接種なども、希望者には行われます。毎週、ヤクルトや、近所のパン屋さんの訪問もあり、希望者は購入する事ができます。都度必要なものは、元気な人は近くの「マルナカ」に出かけて購入しますが、出られない入居者は、ネットスーパーで、お菓子や飲み物、果物などの購入をしてくれます。自費負担分についても、入居費と一緒に引き落としてくれて、それぞれの領収書が入居費の領収書と一緒に送られてきます。

利用料金実質負担は、個人の収入や要介護度、家族の有無、収入によってかなり大きな差があると思いますが、要介護４で、利用料金が30000円～　食事（おやつ含む）・居住費40000円～の合計になります。その他、都度必要な医療品、薬・医療費など、また果物や所定のおやつ以外のお菓子類などの購入費は、別途立て替えて購入してもらったあと、利用料金と一緒にの引き落としになります。

食事は、基本普通家で利用するような食器で提供されます。施設にあるセンターキッチンで調理されたものが、各ユニットに配膳されます。自分で食べられる人は自分で食べますが、食べられない場合には、介助してもらえます。ごはんまたはパンと、おかず2～３点と吸い物、デザート（果物）が普通ですが、これも人によっては、介護食になったりする場合もあり、その人の介護必要状態により、変ってきます。メラミンのワンプレートの食器を使う施設も多い中、こういう風に、できるだけ、自分で今までの生活を維持できるように、普通の食器を利用するという事は良いのではないかと思います。

若い介護スタッフの方が多く、訪問してもとても元気に迎えて下さいますし、すぐに「○○さん、ご家族の方が見えましたよ」と、入居者に伝えてくれたり、必要であれば椅子を用意してくれたり、とても好感が持てます。玄関から入って、居室に行くまで、また居室内にも、躓いたり、引っかけたりするような危ないと思わせるようなものもなく、また、目立つゴミや汚れもなく、とても良く管理されているように思います。それぞれの個室に入っても、フロアもよく磨き上げられていて、着替えなども綺麗に洗濯されたものが丁寧に畳まれ収納されているので、とてもよくしていてくれるのだと安心できます。 訪問する度に、正面玄関から入った左側にある事務所の横を通りますが、一声掛けると、全員がこちらを向いて挨拶してくれますし、エレベータに行くまでにすれ違ったスタッフさんも、しっかりと、こんにちは、こんばんはなどの挨拶をしてくれます。

契約した医療機関もありますし、介護スタッフも充実していて、夜間などの体制も安心できると思います。具合の悪い時には、施設内の医療担当者がチェックして、必要なら、医療機関へ連れて行ってくれるのも安心ですし、報告が必要な受診の場合には、家族に事前連絡も頂けます。また、受診した明細なども、利用料金の領収書と一緒に都度送っていただけるので安心です。

JR高知駅や、高知市街からは、車で２０分程度の距離がありますので、アクセスについては便利とは言えないように思いますが、閑静で森に包まれている安心感はなにものにも代えがたいものがあります。一宮神社のバス停から歩くと、ちょっと上り坂になりますが、一宮神社を通り過ぎて数分でたどり着きます。　東北の震災以降、安心して住める場所、特にすぐに避難できない老人の場合には、ちょっとでも高い所をと探していましたので、多少のアクセスの悪さよりも、このちょっと小高い山にある、堅固な建物は、家族としてとても安心できるものです。

入居者のタバコは、共用スペース以外ベランダなどでは大丈夫のようです。 入居申し込みしての時間は、人によりますので、なんとも言えませんが、キャパシティの問題もあり、すぐというわけではないようです。 面会は、夜間でも大丈夫ですし、家族が泊まる事のできる部屋も用意されているようです。 入居後は、緊急の事は、電話で、それほどでもないものについては、メールで、毎月の領収書などは郵送で送られてきます。