介護老人保健施設　ぴあケアさくらの口コミ・評判　戦後生まれ（男性/70代）

色々なハンデを持った入所者が、自由に移動できる広いスペースやコーナーのような狭いスペースから、自分の居場所を見つけることができます。一人暮らしの母は初めての施設で不安があったため、個室に入りました。車椅子対応の洗面台、十分な収納スペース。広い窓から季節の変わりを感じることができます。トイレも近くに数か所あり、便利です。

かなりの回数で、習字や絵描き等のような取り組みがありますが、気が向かなかったら入らなくとも良いです。子供向けの体操・遊戯のようなことも行っています。声を出し、体を動かし、みんなと一緒に笑顔になることが、とても効果のあることではないかと思われます。初めての高齢の方は過去の栄光(?)に浸り、躊躇するかもしれません。母も当初は敬遠していましたが、体が動くようになり、童心に帰った笑顔がでるようになって、情緒が安定してきました。リーダとなるスタッフの皆さんののせ方も上手です。年に１回施設祭りがあります。飲み物・食べ物・遊びの売店があり、学芸会のようなスタッフ総出支援のイベントです。

月10万円程度を想定していましてが、収入は年金のみのかなり低い区分に入って、６割程度の支払です。持ち出しはありますが、これだけ手をかけて頂いてとても助かります。

入所前は長期入院していました。こちらも食事は高齢者向けで美味しそうです。柔らかさも加減できます。厚労省の通達により、食事は塩分摂取制約があり薄味とならざるを得ません。漬物好きの母は漬物が付いていないのと薄味に不満をもっていました。それで面会時に漬物を持っていっていましたが、今では薄味に慣れてきています。

広い敷地に３階建ての建物は、余裕のある空間あり、使い勝手のよい間取りとなっています。窓も広く(現行の省エネには逆行するが)明るく感じます。廊下も広く、遠くからも人の動きを確認できます。スタッフの方々も明るく親切で、こちらの母がお世話になっているのに、逆の立場になったような錯覚を起こすことがあります。

体調の変化や必要な品物等、事象の大小に関わらず、連絡があります。そのためこちらも常に状況を把握できています。入所時は食事は半分くらいしか口にできず、体重も軽く情緒不安定で心配でした。身内の者でも理解できない言動がありお手上げでした。しかしスタッフの皆さんは、優しくまさにプロの接し方で、情緒も安定してきました。スタッフの皆さんのおかげで、短期間で食事は完食できるようになり、体重もかなり増えて栄養失調状態を脱し、内科的には問題なくなりました。車椅子に乗っているのもやっとでしたが、リハビリの効果で体が動くようになりなりました。入所してから紙おむつはしていますが、トイレで用を足せるようにもなりました。

地下鉄南発寒駅から車で10分少々。川沿いのバイパスも利用できます。路線バスを利用される方は、便数の関係もあり時間に余裕のない場合、多少不便かもしれません。私は同じ西区で車で行くので、とても便利な場所にあります。駐車場も十分、冬季の除雪も行き届いています。