特別養護老人ホーム　翔洋苑の口コミ・評判　naochoco（女性/70代）

施設から道路を一つ隔てて前が海なのでロケーションはすばらしい。 施設は掃除が行き届いていて何度お邪魔しても嫌な匂いなどすることはなかった。同じグループの中に病院（医院）と老人介護施設とグループホームがあるので症状によってどちらに入居可能か選択もできた。急な病気にも対応してもらえるのがありがたかった。 お見舞いの客も希望すればお食事も可能で（グループホームの方で食べた）一度食べてみた。相対的に薄味だがメニューは全５〜６品でバランスが取れているように思った。 一年に一度の決算報告会に出席するのがやっとだったがお誕生日会、お花見その他の行事があって退屈しないように考えられていた。 同じ町に暮らす身内はその行事のたびにお赤飯、おはぎなどを作って差し入れする手間は大変だろうと申し訳なく思った。

お花見、お誕生会、お彼岸、慰問の人が来たときのイベントその他ほぼ一月に一回くらいのイベントがあったと聞いている。 それぞれ症状が違うので軽い人は車椅子でお散歩したい桜の季節には花見をしたりもできるそうだ。 一度伺ったときは慰問？のような音楽会で三味線、詩吟、踊りなどの催し物があって状態の良い人は一緒に見学できた。

約１０万弱が支払いの平均。 本人の年金は３万数千円なので一部を父の残したお金で支払い、後は兄弟姉妹で不足分を送金している。本人は要介護５になってしまって自分の意思ではお金は使えない状況。 オムツ、その他の費用は地元に残った身内が代行してくれていて助かっている。

メニューは常時５~６品。メイン、和え物、煮物などバランスがとれていた。 色合いは美しかったが味は薄味すぎて健康な人は調味料で補わないととてもたべられないほどだった。 隣の席に座った人は１００歳近い方で当然流動食だったり、刻んであったり、少量だったりした。 食事の途中で倒れるように眠ってしまってその後は我々が帰るまで目を覚まされなかった。 入居者それぞれが全部症状が違うのによく対応されているように思った。

田舎という場所柄たどっていけば身元が完全に分かるという小さい町。 お互いが顔見知りが多いということもあり家庭な雰囲気はとてもあった。 が、名前を呼ぶときは必ず〜様で馴れ合いにならないよう気をつけている感じを受けた。 職員と入居者が何となく顔を知っている人が多い（本人より親を知っているなど）ということで入居者の方もリラックスされているように感じた。

近い場所に同じグループの医院（病院）とグループホームがあった。 我が家の場合も高齢ということで皮膚炎、嚥下障害その他様々な症状があり助けていただいた。 そこで対応できない症状のときは車で２０~３０分程度の総合病院と頻繁に連絡をとっていただいて救急車なども来ていた。 子供の住む場所が日本全国にちらばっていたので急にかけつけることは不可能であったので病院の存在は心強かった。

普通というより不便だった。 具合が悪いと連絡が入るたびに飛行機で１時間４５分（空港までが同時間）飛び、その後バスで約２時間行ったところにあった。 連絡時間も入れるとほぼ一日仕事で大変だった。 緊急の場合当然より近くにいるほかの兄弟姉妹にお願いすることも多かった。