特別養護老人ホームかるべの郷さざんかの口コミ・評判　yoriko（女性/40代）

施設内はきれいにされているのですが、窓側のベッドを使用している方は、夏になると日差しが強く、気温があがり、体温が高くなっていたので、脱水の可能性も考えて、遮熱性のカーテンを使用するなどの工夫が必要ではないかと思いました。

毎日介護士さんが交代でレクリエーションのメニューを考え、ベッドから離床させ、広い部屋でレクリエーションをしていました。内容は担当の方によって違うのですが、歌を歌うときなどは、利用者の方は楽しそうにされていました。長時間離床するのがしんどいといわれる方がいたので、強制参加ではなく、利用者さんの希望や体調を考慮して参加するか否かを判断する必要はあると思います。ただ、ベッドで寝ているより、レクリエーションに参加することで、利用者さん同士が顔を合わし、言葉を交わす機会にもなるので、大切な時間だとおもいます。施設の外に行くイベントはほとんどなかったので、あればいいと思いますが、夏祭りなど催しもあり、楽しまれている方が多いと思います。

薄味になっており、そのかわりだしの味などがしっかりしているのでおいしかったです。暖かいものと冷たいおかずと、温度も管理されていたので、食事は楽しみの一つになっていたように思います。嚥下困難や、噛むことができない方には、それぞれに合わせた軟食やペースト状の食事や刻み食など、食べやすいように工夫されていました。食事介助の時に、おかず同士が混ざってしまったものを食べている方がいたので、なるべくそうならないようにして、一品一品の味を楽しめるようにできたらいいと思います。

介護士の方は、感じのいい方が多く、利用者さんにとても親切に対応され、冗談を言ったり楽しく過ごせるようにされていて、いい雰囲気だと思いました。ただ、他職間（介護士と看護師）同士の連携が円滑ではなく、雰囲気が悪かったようにおもいます。職種が違うので、考え方も違うとは思いますが、互いに利用者さんに楽しく生活していただけるように円滑に連携がとれていたら、職場環境もよくなり、利用者さんも安心して生活ができるのではないかと思います。

どうしてもベッドで過ごすことが多くなる利用者さんの中には、痰がたまりやすい方がいるのですが、しっかり吸引をしないので苦しそうな方がおられたのが気になりました。痰のケアでは吸引だけでなく、体位をまめに交換するなどして、排出しやすくするケアをもっと取り入れたらいいと思います。また、夜間は緊急時以外は看護師がいないので、吸引は介護士の方がすることになります。職員の技術に差があっってはいけないと思うので、しっかり正しく吸引ができるように看護師が指導をする機会をもうけるなど、看護師不在のときでも対応に困らないようにする必要があると思います。また、利用者の方の体調に変化があったときに、病院に行くかどうかの判断が迅速ではないように思ったので、なにか変化があればすぐに対応するようになれば利用者の方の苦痛も軽減するのではないかと思います。

静かな場所で、交通量も少ないので、騒音もなく、よい環境だと思います。交通機関が充実していないので、車の運転ができないとお見舞いが難しく、バスも便がすくないので、バスで来られる方には少々不便ではあると思います。治安は良いので、入所している方も、そのご家族も、安全面での心配は少ないように思います。徒歩圏内にお店などがないので、あれば出かけたりと生活の幅が広がり充実するのかもしれません。

短期入所の方のみ、喫煙が許されていました。飲酒・喫煙は長期入所の方はされていませんでしたが、不満に思われている方もいたかもせれません。お見舞いの時間制限は設けられていなかったと思います。ただ、消灯時間には必ずベッドに戻っていただいていたので、家族の方の訪問は夜間にはなかったと思います。