介護付有料老人ホーム　ばらの庄の口コミ・評判　ぷりん0714（女性/40代）

日当たりは良いとは言えませんでしたが、全体的にすっきりしていてとても清潔な感じがしました。祖父が使っていたタンスを持ち込み、その上に亡くなった祖母の写真を飾っていて、施設でありながら訪れる度にどこか祖父の家に来たようなあたたかい気持ちになりました。バリアフリーには完璧に対応していて足の弱い祖父も何ら問題なく過ごしていたようです。

正直どんな行事があり何をしていたのかは記憶が定かではありません。ですが何かの行事の際の写真が施設に貼ってあり、そこにあまり人付き合いが良いとは言えない祖父が写っているのを見てどこか安心したようなほっこりした気持ちになりました。散髪にも定期的に連れて行ってもらったようです。施設入居前は、ありがとう、などという言葉をめったに使う人ではなかったのですが、入居後は頻繁に聞くことができ、大事に扱ってもらえているんだな、と安心しました。

お金に関しては息子である父が一切を管理していたので孫である私はよくわかりません。ですがそんなに蓄えがある方ではなかった祖父がこんな出来たてホヤホヤの施設に入居できたことは、施設側が父との交渉にのって頂いたからだと聞いています。おかげで祖父は死ぬまでの数年を穏やかに過ごすことができ、感謝しております。

何度か祖父と一緒に昼食を頂いた事があります。とても素敵なテーブルで素敵な食器で配膳され、施設でもこんなにちゃんとしたものが頂けるのかとびっくりしたのを覚えています。

スタッフは皆さん明るく良い印象を持ちました。施設内も明るく、共有スペースは日当たりもよかったです。中庭に咲き誇るバラが施設の明るい雰囲気を作り出していました。

祖父は高齢だったこともあり、入居後何度か病院のお世話になりました。その際も迅速に病院へ連れて行って頂き、当時は東京に住んでいたのですぐ通えるわけではなかったので、とても助かりました。

最寄りの駅からは坂道を登ります。最寄駅自体もそんなに栄えていたわけではなく、ホテルも寂れたのがあったくらいでしょうか。私は常に父の車でしたが、地方に住んでいた叔母は定期的に通うのに苦労していたようです。祖父が亡くなりしばらくして訳あって父が車を運転できなくなったので、これが亡くなる前だったら祖父の顔を見に行くのが数倍大変だったろうと思います。

祖父はお菓子が好きで、よく父にお菓子を買いに連れ出せと、催促して買いに行っていたようです。食事の形態が健常者からランクが下がってもお菓子は普通に食べていたので、意味ないじゃないかと家族で笑っていたものです。今思うと誤嚥など施設のスタッフさんに気を使わせていたのでしょうか。でも特にお菓子を買わないようにとは言われていなかったようなので、そこらへんはアバウトだったのかもしれません。