グループホームみどりの口コミ・評判　かたくりこ（女性/50代）

古くから運営されていらっしゃるところですが、施設の老朽化などは感じられません。 敷地の半分を田園に囲まれたホームはとてものどかで、１フロア東側４部屋、南側５部屋（お部屋代は向きによってそれぞれ違います）の個室は日当たりも申し分なし。日中を過ごすデイルームは対面キッチン食堂兼になっていますので入居者への見守りもしっかりされていて、入居者にみなさんは穏やかに過ごせます。 入居時の条件として歩ける方と限定されていますが、施設内は車椅子でも難なく利用でき、バリアフリー化はきちんとされています。 お風呂はごく普通の浴室で入居者は１日おきに入浴しています。ただ、リフトがないので、湯船の中で姿勢をしっかりと維持できない人はお湯にしっかりと体を浸からせられないので、施設ではリフトを導入しようか検討しているようです。

歳時記の行事に入居者の方の誕生会をそのつど催されています。また隔週で喫茶店への外出、月に何度かボランティアグループの方が慰問に来ていただけて、入居者の方は楽しく過ごせます。大きなイベントとしては春と秋に遠足（春はイチゴ狩り、秋は温泉に出かけたり。２０１５年秋はなばなの里でした）があったり、日程や交通手段の確保ができて入居者の体調がよければ足湯や温泉に出かけるサプライズイベントも。 敷地内に畑があり、日常では皆さんで作られたお野菜を食べたり、収穫祭？の焼き芋があったり。また外食はお寿司やうなぎなど入居者のみなさんの意見を取り入れてとても充実しています。

２年前の入居時では入居金２０万５年償却。お部屋代は向きにより金額が違いますが、我が家は介護保険の利用料を含め１ヶ月１３万円台（介護保険一部負担一割要介護４で３万弱、部屋代は４万２千円だったかな？にプラス食費や光熱費など）にお小遣い２～３万円ほどを入れて、このお小遣いからリハパンや理髪代、薬代、通院介助にかかる代金等を出してもらっています。特養に入所した場合の利用料と変わらないちいうか、むしろ安いくらいです。我が家は本人の年金で十分まかなえます。 支払いは家族のところに請求書が来ますので、基本それを持って施設に直接支払いに行く方法です。事情により銀行振り込みも受け付けてもらえますが、季節ごとに洋服の入れ替えなどを家族でする必要があるグループホームですから、施設に行って顔を見せがてら支払いをする方がいいのかな。

外食行事がない限り３食すべて施設内で作っていらっしゃいます。海の日あたりに夏祭りのイベントがあり、そのときにご飯をいただいていますが、味付けは普通の家庭のお味です。薄すぎず濃すぎず。姉が見学に行ったときには寒い時分でしたので夕ご飯にグラタンを焼いておられました。私が面会に行くときは割りとおやつ時が多いのでお茶菓子をいただく機会がありましたが、その日のおやつであろう手作りの甘夏の皮の砂糖漬けをいただきました。かなり手がこんだ印象があります。食事介助も入居者のペースで根気よく対応してくださっていて丁寧だと思います。刻み食などにもしっかり対応していますよ。

市内のグループホームのほとんどを見学して思った感想ですが、第一印象こちらのホームはずいぶんと穏やかな感じを受けました。こちらがみていて寡黙だなと思うスタッフも見えますが、利用者には落ち着いた対応をして下さっていて、感じ悪いということはありません。スタッフのかたとお話をしても日常の様子を細かく話してくださるので、普段の見守りがよく、職員の間で共有がしっかりできているのだなと感じました。家族のこちらもほっこりします。 施設内の壁（特にスタッフルーム）に利用者のケアに関しての特記が細かく書かれた紙がたくさん貼られていました。こんなところにも利用者としっかりと向き合う姿勢が現れていて、とても好感が持てます。

グループホームの中でもこちらは見守りの職員が多いかと思います。９人の入居者に対して食事担当の職員さんも含めて日中はいつも５人以上はいるかと。そうそうありえない体制です。とても安心します。 医療の体制ですが、月に２回内科医の往診、月１回の歯科医、眼科医、確か皮膚科の往診もあったかと。これ以外で通院が必要な場合は稲沢厚生病院への通院ができますし、費用は別途かかりますが介護保険外のサービスで通院介助や買い物等の外出の付き添いなどをしていただくことができますので、どうしても病院を変えることができない場合でも十分に対応できます。また、すぐに治療が必要でない場合でも、異変に気づかれたらすぐに連絡をいただけるので、電話がかかってくるときはドキっとしますが適切に対応してくださっていると思います。 うちの家族はレビー小体型認知症のようですが、こういった対応の難しい認知症にも頑張って対応してくれていて、頭が上がることはありません。

県道添いのわかりやすい位置に施設はあります。近くにいかないと看板はわかりませんが、少し開けた田園の先の１軒目で施設の名前通りのみどり色の屋根の一軒家ですので見つけやすいです。 公共交通機関でこられる場合は国府宮駅と勝幡駅からでている自治体のコミュニティバスで最寄のバス停まで、もしくは大里駅からも５分ほど歩きますが近くまでコミバスが出ているのでそれを利用して行くことになります。運行時間の都合で面会時間が限られますので、帰りのバスの時間をきちんと確認しておくことが大事です。車をお持ちの方は車でこられる方が賢明です。 日中はわりと車通りの多い道に面していますが、県道に面した敷地は畑になっていてフェンスで囲ってありますので外にでてしまうこともないです。あたり一帯田んぼに囲まれていて、新幹線が通っていますが騒音も気にならず、のどかで静かな環境です。近くにコンビにや喫茶店、お寺さんもあってお散歩もしやすいです。

スプリンクラーも設置してありますし、お風呂の給湯以外の火を使うことはないので、よほどのことがなければ火災はありえませんが、入居者の方には禁煙してもらっています。スタッフさんのタバコは施設外で。でも、外でタバコを吸っている職員さんを見かけたことはありません。しっかり徹底しているようです。 また、遠足や夏祭りなど大きなイベントの時にはビールを飲める機会がありますが日常ではアルコールの提供はしていないです。とても健康的な生活をおくることができますよ。 私たちはケアマネさんに今なら空いてると情報をいただいて見学→その場で申し込みをしましたが、その情報（面会の前日に調べてくださったもの）でも、わずか１日の間で申し込みが２件もあり、２ヶ月近く待ちました。特養のように審査会を通して入居者の選定はなく申し込み順で空きが出て自分たちの番が回ってきたら入居になりますので、切迫した理由があるのでしたら当たり外れはあると思いますが他のグループホームへも入居申し込みしておくほうが賢明です。