特別養護老人ホーム　多摩の里けやき園の口コミ・評判　フォレスト（女性/50代）

全室個室で、広々としています。施設のインテリアも落ち着いていて、まるでどこか旅行先の山荘にきているみたいです。祖母がいた居室は、木製の家具とテレビ、ベッド、洗面所、トイレ、小さなクローゼットがついていて、必要なものはすべて事足りていたように思います。日当たりがよく、窓には障子の扉がついていて、とても落ち着いた素敵な雰囲気で、祖母も気に入っていました。扉を閉めれば、プライベートな空間が保たれますが、何かトラブルがあった時にブザーを押すと、ケアハウスの人が飛んできてくれます。そういう心地よい距離感がとても感じよかったです。手すりの位置もちょうどよい場所についていて、祖母も移動するのが楽なようでした。共有スペースは多目的ルームなどあるのですが、祖母は要介護度が高かったので、残念ながら利用することはできませんでした。 一つだけ、難を言うとしたら、部屋の床が汚いことがあったので、掃除をしていただけたらありがたいなと思いました。

ケアハウスでは、様々な季節のイベントが行われていて、活気がありました。 祖母は介護度が高くて参加できずに残念だったのですが、多目的ルームでは、先生が来て行うお教室「ちぎり絵」「習字」などがあったようで、居室者たちのたくさんの素敵な作品がケアハウスの壁を飾っていました。さきほど、施設のホームページを見ましたら、フラワーアレンジの教室などもあったりして、とても楽しそうですよね。祖母は参加できませんでしたが、参加されている方々にお会いした時、皆、笑顔で楽しんでいらっしゃる様子でした。また、季節を楽しむイベントもたくさん用意されていて、節分には職員の方が鬼に扮して、居室者に豆をまいてもらい、無病息災を祈ります。春にはお花見に行くイベントなどもあるようです。介護施設で、居室者たちが飽きずに楽しく過ごせるように、よく考えられているなと感心しました。

費用は母が払っていたので詳細はわかりませんが、母は「あれだけの施設なのに、良心的な価格だ」とよく言っていました。

居室者が毎日食べる食事は、栄養管理士さんがすべて管理していると聞きました。塩分や栄養分なども老人向けにアレンジされているようで、安心でした。祖母の食事の献立を見る機会は多くありましたが、けっこう豪華でした。ごはんに3種類くらいおかずがついて、デザートもついていたような・・・。祖母は、ても美味しそうにいつも食べていました。また、「寿司の日」というのがあり、この日はお寿司屋の板前さんが出張で来てくれて、目の前で握ったものをいただけるんです。なかなか、外出できない祖母にとって、このサービスは嬉しかったことと思います。とても工夫されているなと感心しました。

前にも書きましたが、落ち着いた山荘のような佇まいなので、祖母は気に入っていました。 施設内には狭いですが、日本庭園風坪庭もついていて、木々の緑や外の風に触れることもできます。こちらに遊びに来ると、よく祖母の車いすをおして、この庭を散策しに来ました。 スタッフの方々は皆、優しくて、アットホームな雰囲気で、何か気になることがあると親身に対応していただき、心丈夫でした。

祖母が一度、ベッドから落ちでしまった時も、夜にもかかわらず、すぐに病院に連れて行っていただき、本当にありがたかったです。その後も、落ちないように、よく見ていてくれました。

花小金井駅からバスで15分くらいかかるのが少し大変に思うこともありましたが、環境の良いところは駅から遠いのは仕方ないことだとも思いました。

特になし。