社会福祉法人　神港園　　　　　神港園しあわせの家の口コミ・評判　さぶ（女性/40代）

窓が多く、光をたくさん取り込める設計になっているので開放感があります。利用者は認知症となった高齢者が大多数のため、大部屋ではそれぞれの高齢者の写真や思い出の品を飾ってもらい少しでも居心地の良いように工夫してくれていました。 難点なのは少し広めの廊下に車椅子があちこちに置かれていたため、移動がしにくい所でした。

毎月職員の方が主催のイベントが開催されていました。認知症の程度が低かった頃は盆踊りの音楽を流して雰囲気を楽しむ夏祭りや施設内で立食パーティーにも高齢者の家族が招待され、一緒にイベントを楽しむことができました。

実際に支払いを行っていたのは両親のため詳しいことまでは分かりませんが、特老なので民間施設よりは料金が割安だったと思います。そのためかなりの待機者の方がいたと聞いています。

3食＋おやつが提供されていました。認知症の程度が低い時は自分でスプーンや箸を使って食べられるように食材が工夫されていましたが、徐々に自力で食べることが困難になると、スープもとろみがついたゼリー状になり、何を食べているのか分からないようなメニューもありました。認知症なので、食事内容に変化がなくてもいいだろうという考えなのかなと思いました。

職員の方は皆さん明るく元気の良い方でいつ行っても気持ちよく挨拶をしていただき、日々どのように過ごしているかなどの様子や出来事を話してくれました。ベッドから転落した時や体調が悪くなった時は家族にすぐに連絡を入れてもらえますし、こちら側が仕事や用事ですぐに行けなかったり通院の手助けができなかったりした時は提携の病院へ連れて行ってもらうなど臨機応変に対応してくれました。

看護師の方がどのくらい居るのかは把握していませんが、提携の病院と小まめに連絡を取り合っているようなので、通院が必要になった時も医者の話を事細かに説明してもらえました。

施設はしあわせの村という保養施設（温泉、プール、広場、テニスコート、馬場など）の中にあるので、広い敷地内で自然に囲まれています。体調が良ければ施設内の日本庭園風のエリアまで散歩に出かけることもありました。家族の方も見舞いがてらリフレッシュできるので気分も良くなります。

認知症と診断されてから家で約1年介護していましたが、徘徊が始まり家での介護が限界だったため別施設で約3年過ごした後、ようやく神港園に入所できました。要介護がかなり高くないとなかなか入ることができないので、待機者も多いと聞きました。