※こちらの口コミは8年以上前に投稿されたものです。
進化がない閉鎖的で特養のような施設。
ekワゴン(女性/40代)
投稿日時:2015年12月24日
居室/設備
今はどうかわかりませんが、全体的に照明が薄暗いので、施設に入ったときは暗い印象を受けます。建物や設備,備品が古くて個室もあまり広くはなく、個々のロッカー等が壊れかけているように見えました。入居フロアの中心が吹き抜けになっているのは開放的でいいですが、その分各階の共用のスペースが狭く、殆ど活用されていません。そのため、お見舞いの訪問の際にはゆっくり話せる場所がありませんでした。食堂も各階になく、わざわざ1階まで降りなくてはいけないようで、毎日3回食事前後には1台しかないエレベーターの前に入居者が並ばないといけない状態になっていました。車イスの入居者の方が多いようにみえましたが、その割に車イス用のトイレが少なく、ドアの代わりのカーテンも車椅子が引っ掛かってすぐにあいてしまうのでプライバシーの配慮が不十分なようにみえました。
行事/イベント
季節ごとの行事や慰問の行事等はよく行われているようで、誕生会も含めると毎月何かしらのイベントがあるようでした。内容は毎回大きくは変わらないようでしたが許容範囲だと思います。ただ、大きいイベントの夏祭りは、施設の敷地が広いにも関わらず、屋内でぎゅうぎゅうに行っていたのは勿体ないような感じがしました。
費用/価格
金額的には高い方では無かったと思います。
料理/食事
美味しいと言った話は正直あまり聞いたことはありませんが、他の病院、施設等と比較しても一般的な味つけなようでした。ただ、食事の形態は各入居者にあわせられていたのかはよくわかりません。恐らく、それを判断できる専門職の方がいないように感じられました。
施設の雰囲気
基本的には役職らしき人をはじめ、殆どの職員は入居者に対してはため口でした。若い職員も多かったですが、友達に話すような口調で話したり、入居者と話すという緊張感は感じられませんでした。
入居者の方は車椅子の方が多く、自立している方ももちろんいらっしゃいましたが、介護度は老健の割には高めのように感じられました。
職員都合によるのか、いつ見ても毎回詰所の前に何人もの入居者の方(恐らく認知症の方と思われますが)がじっと黙って座っていて、そこから動いたら注意されて戻されていました。また、車椅子が廊下に畳まれておいてあったりと、狭い印象を受けました。
また、老健なのに10年以上入居されている方も多く、殆どの方が退院の予定がなく、ずっと生活する場所になっているようで、老健というよりは特別養護老人施設的な役割に見えました。施設的にもそういう方針になっているように見えました。
介護/看護/医療体制
医療体制は詳しくはわかりませんが、全体的に常に職員が不足しているようでした。ただ、離職によってというよりかは、ギリギリの少ない人数がこの施設(というよりここのグループ?)の基準となっているようでした。そのため、前記のような入居者の方が職員の都合にあわせられているのでは、という様子も見えました。また、職員が足りないせいで本来の業務ではないでない仕事をしなければならない職員もいたようで、本来の業務が疎かになるという悪循環になっているようだったので、もっと効率よくできるのではないかと感じました。
また、ここの施設の開設時から働いている人も多いようで、他の施設や病院を知らず、この職場環境が当たり前になっている人達が役職になっているようで、古く、閉鎖的な職場環境に見えました。もっと外部で講習や研修を受けて見本にするべきに感じられました。
周辺環境/アクセス
JRの駅が比較的近くにありました。ただ、あまり大きい駅ではないのでそこからは徒歩かタクシーしかないようでしたが、徒歩でも15分程だと思います。バス停も徒歩圏内にはあったと思います。両隣が同じグループの施設と病院なので、比較的落ち着いた場所にあると思います。
その他
詳しくはわかりませんが、入居者の殆どが同じグループの病院からのようでした。そこのなかで待機も多いようで、そのため、その他の病院からの入所は難しいのでは、という感じでした。