介護老人福祉施設　愛しやの口コミ・評判　おねむ（男性/60代）

施設は、芦屋市の南端エリアにあり、庭からはヨットやジェとスキーを楽しむ人たちを覧ることが出来る。庭の芝は手入れが行き届いており、心が洗われる。施設が新しいのか、屋内も綺麗で清掃も行き届いていると思う（細かいチェックをしたわけではない）。段差はほぼ無い。４人部屋はカーテンで仕切られているが、一人一人のスペースはやや狭い様にに思う。日当たりは良く、一人のスペースが狭い割には収納は頑張って作ってくれている。入り口のドアは、大きく、入所者を支えながら二人で部屋に入っていくときも、スムーズに入ることが出来る。 　家族が面会に来れば、部屋ではなく前述の芝生やその芝生に続くサンルーム的ロビーでゆっくり寛いで楽しめる。リハビリも予定を組んで、積極的に関わってくれている。徘徊癖ある入所者が出て行ってしまわないように、自動ドアであっても、外出するときには、スイッチで開けるようになっており、そのスイッチがドアから少し離れたところにあるので、安心です。

運動会を少し覧ました。２日に分けてやってくれましたので、どちらかを見に行けばよく、都合が付けやすかったです。 　ただ、やらなければいけないからと、こなすだけでなく、紙でメダルや垂れ幕等を作ってくれ、数年前に経験した幼稚園の運動会を想い出しました。施設職員の方々も盛り上げようと、積極的に関わってくれており、とても好感が持てました。　義父が参加したのは釣りでしたが、魚・釣り竿を手作りしてくれ、その手間に頭が下がりました。ふだん、感情があまり外に出ない入所者も、運動会が終わる頃には顔を紅潮させ、目がいきいきと輝いていたのが印象的でした。 　あと、隣町の東灘に酒蔵を見に行く遠足も企画されていました。

食事は、残念ながら、あまりよくないようです。ある意味、病人食（糖尿病を患っている入所者などに対応するため）はやむを得ないのですが、肉や魚も固く多くの入所者が残してしまうそうです。その反面、栄養バランスやカロリーへの配慮は厳しくなされている様です。 　家族がお弁当を作ったり、お総菜を買っていって一緒に食べることも出来ます。その時は、１階ロビーから芝生庭に続くサンルーム的な場所で、芝を愛でながらテーブルを囲んで、家族皆で食事を楽しむことが可能です。 　ただ、椅子がゴツイタイプで、結構重いので成人男子でも片手では持てません。

基本、スタッフの愛想は良く、お見舞いの私たちにも明るく元気に声をかけてくれます。私個人の経験では、常に笑顔で接してくれています。また、入所者にも丁寧に接してくれているようです。誠心誠意対応してくれる人が多いのですが、やはり、その時の感情なのか個性なのか、ぞんざいな扱いをしたり義務感丸出しのスタッフもいるそうです。 　最初は合わないと思っていたスタッフとも、時が経てば馴染んだという話も聞きましたし、大筋では、施設側の教育はきちんと行き届いているのではないかと思います。 　もちろん、人はそれぞれ個性がありますので、入所者、スタッフそれぞれ相性が悪い人たちもあるようですが。

系列の大きな病院がありますので、いざというときには頼りになります。また、２０１５年現在のドクターは、とても気さくで何でも相談に乗ってくれ、時間もたっぷり取ってくれますので、大変接しやすいと思います。また、携帯電話の番号も教えてくれており、「２４時間体制で電話は受け付けますので、お気楽にご連絡下さい」と言ってくれています（もちろん緊急時以外は自重すべきだと思いますが）。 　夜間に施設に行ったことはないですが、聞くところによると夜間でも親身に対応してくれているようです。ただ、一度、１か月分持ち込んでいるクスリが足りなくなったと連絡がありました。引き渡すときに数を数えて引き渡したわけではないので、どこに責任があるのか分かりませんが、受け取るときに数えておくべきだと思いました。

周辺の環境は、入所者にとってはとてもいいのではないでしょうか。海辺の施設で青い芝（施設内）の向こうに海が広がっており、その海ではヨットやジェットスキーが浮かんでおり、時折汽笛が聞こえるのどかな感じのする施設です。また、夏には花火大会が近くで開かれるため、花火も楽しめそうです。周辺は、住宅街で昼夜問わず静かだと思います。 ただ、見舞客は自家用車がなければ、なかなか大変です。バスは１時間に数本しか無く、最寄りのバス停は近くにあるのですが、そのバス停で降りると買い物は出来ません。買い物は１０分ほど歩いたダイエーですることになります。