医療法人社団真友会　藤井医院　グループホームみどりの口コミ・評判　momicat（男性/40代）

施設は新しく、また毎日掃除されているので、清潔である。廊下は車いす2台がすれ違ってももう1人歩けるほど広い。また、全面バリアフリーなので、安心できる。フロアの素材は、全面ビニール系の床材なので、おもらしなどの水系のトラブルでも簡単に対処できてよいが、拭き掃除の後は乾拭きしてないと滑りやすいので、要注意である。ユニットから出るときや施設から出るときには、人感センサーが反応して音が鳴るので、利用者がかってに出てもわかるようになるようになっていた。階段は非常扉やもんで閉鎖されており、利用者が勝手に使っての事故が起きにくいようになっている。お風呂は広めのユニットバスであるが、浴室内にも暖房がついているので、冬でも寒くないようになっている。 利用者が使うドアは、トイレをのぞき引き戸になっていて、簡単に開け閉めできる。

毎年３大行事として、夏祭り、敬老会、クリスマス会がある。また、系列の「ことひら」の夏祭りにも、希望者は参加できるようになっている。その他、季節の節目ごとに春の遠足や菖蒲やアジサイなどの季節の花を見学に行く、動物園へ行くなど、毎月何かしらの外出行事を行っていた。施設内での活動は、畑や花壇などの活動ができなかったが、施設内で工作などを楽しむことは多かった。 利用者からの希望があれば、買い物へ連れて行くこともよくあった。

当時の「みどり」グループホームでの介護度別の平均的な価格は、病院代やお小遣いなどの出費も含めて１０万前後で収まるようになっているので、市内では一般的な価格帯だと思う。支払方法も、銀振か持参のどちらかの方法が選べるが、ケアマネへの相談によっては、その他の方法での支払いにも対応できていた。おむつなどの消耗品は別途請求なので、施設で共同購入するか、ご家族が持ち込むか選べるようになっている。

一般的な家庭のメニューや味なので、みんなおいしいと食べてくれていた。食品の持ち込みは原則禁止であるが、調味料がほしいなどと言われることはなかった。メニューは、介護食で建てたものを栄養士に確認してもらっていた。特別食への対応は、主治医からの支持があれば対応していた。 食事介助も必要であれば要介護者の食事ペースに合わせて行っていた。

廊下やリビングに相当する場所は照明が蛍光灯とダウンライトで工夫されており、明るく温かみのある雰囲気だった。また、廊下やリビングは季節に合わせて飾りつけをしており、外に出なくても季節の移り変わりを感じることができるようになっている。職員は、基本的に家族の一員として接することを心掛けており、もし、利用者がその関係性を苦手とするならば人生の先輩として接するようにしていた。

夜勤は、グループホーム１ユニット当たり１人ずつ、有料老人ホームに１人であるが、緊急時は施設に勤務する看護職にいつでも通話できるようになっており、なおかつ母体の藤井医院の看護職やドクターにもいつでも電話できるので、特に困ることはない。また、様態が変わりそうな利用者がいるときは、ドクターが夜間に訪問したり、看護職が夜遅くまでや朝早くに出勤することもあった。施設での対処が難しい場合には、藤井医院への入院に切り替わることもある。日中は、グループホーム１ユニット当たり３人ずついる。また、夜勤の時間帯で職員が１人になるのは夜の２０時から翌朝７時までと原則なっているが、それよりも長い時間職員が残ったり早く来たりしていたので、手薄になることも少なかった。

施設の場所が山の中腹にあり、近くに一般的なバスはおらず２時間に１本程度Lコミュニティバスがあるだけである。なので、タクシーか自動車での移動が必要な場所である。近くには、お店どころか自販機もない。唯一、施設内の１階、有料老人ホームにコーラの自販機が１台だけある。 そのかわり、住宅地なので、割と静かな環境である。

日常生活での自由度は、どちらかというと低めだったと考える。お酒はもちろんのこと、たばこも原則禁止であり、職員も指定された場所以外での喫煙はできない。来訪者は、駐車場でたばこを吸ってもらう徹底ぶりである。入居にかかる期間は、どちらかというと長く待たなければならない方ではないかと思う。また、待機者もグループホームだけでも５０名以上はいらっしゃった。電話を個人で所有することはできないが、本人の希望があれば、施設の電話から掛けることはできる。来訪者は、２４時間対応ではないが、一般的な時間帯（朝９時頃から夜の８時くらいまで）であれば対応できていた。