ハーモニーハウス伊賀上野の口コミ・評判　labochan（女性/60代）

建物は新しく、設備も清潔です。部屋のカーテンは入居時に購入となっていましたが、施設で準備できるらしいので、いわゆるクリーニング代としての5000円だと思います。自身で持込もオッケーだそうです。部屋にはベッド･エアコン･トイレ･洗面台･小さな整理ダンスがあり、その他必要な家具の持込は基本自由ですから、レンジや冷蔵庫を持ち込まれている人も居るようです。観音開きの物入れがあり、洋服をハンガー掛けもできます。お風呂は週２回で、共同の大風呂は１階、普通の家庭にあるような１人入りができるお風呂が各階（２・３）にあり、１人でも入れる人はそこを利用することもできるそうです。食事室は１階で、エレベーターでしか降りられないので、数回に分けて降ります。まだまだ歩ける人も居るので階段を利用できるようにすればいいのにと思います。面会者も基本エレベーター利用でした。食事室には大きなテレビが２台有り、行事などもそこで行われ、空いているときはカラオケを楽しんでおられる人も居ました。各階の職員室横にも共有スペースがあり、テレビや新聞をおいてます。全体的に明るく、日差しもよく入るようになっています。

お誕生日会、隔週２回の音楽療法、お楽しみカフェなどは毎月行われていたようです。共有スペースから見える街路樹が桜なので、それはそれとして楽しめますが、お城に近いのでお花見の回もあったようです。お世話になっていた姑は出不精なので、そういった催しには一切参加しなかったので、その良さがよくわからなかったのですが、マイクロバスがあったので、そこそこの人数が参加されていたと思います。カラオケなどは食事室で自由に使えるようですし、建物の外にプランターのお花を育てていたのですが、それらのお世話も希望すればできるようでした。

介護認定を受けていない人も利用できるので、介護の加算がなければその分低くなりますが、要支援２とか要介護１くらいで、だいたい１６万円くらいです。食事やおやつを断ると、全額控除ではなく一部負担という形で減額されます。洗濯は持って帰っていたので詳しくはわからないですが、できる人は、施設内の洗濯乾燥機を利用することもできるそうです。それも別途費用がかかると思います。水道光熱費は一律７０００円です。支払いは、百五銀行に口座があれば、自動振替ができるそうですが、それ以外は振込となるので、面会時に直接現金でお支払いしました。

年寄りの施設とはいえ、介護認定のない人も居るので、食事は基本普通食です。ラーメンや牛丼、カレーといったメニューもあります。特別に摂食障害のある人や糖尿病の人などには、それなりの対応はされているようです。食事前には全員で口腔体操のような事をしていたそうです。外出していて食事の時間に間に合わないときは、自室で食べられるように持ってきてくれます。できたてほやほやというわけにはいきませんが、熱い物は年寄りには危険という配慮かと思います。おやつは毎日あり、各階の共有スペースで供されますが、部屋へ届けてもくれます。

施設長の方は穏やかで気さくな人です。見学の際、よいことばかりを話すのでなく、こういった場合は退去願うなど、厳しいことも率直に話してくれました。この施設は介護認定のない人も居て、認知症で問題行動のある人は入居できません。寝たきりの人は大丈夫なようで、そういった人でも食事には出てきます。スタッフの皆さんも皆元気で、廊下などで入居者に出会うたび、一言声を掛けるなどしておられました。基本的には入居者の自立を支援する対応のようで、なるべく自分で出来る事は自分でしてくださいと言われます。依頼心の強い人には厳しいかもしれません。

平均的に若いスタッフが多いですが、そこそこの年齢の方も居るので、バランスはいいと思います。姑は癖のあるタイプだったので、色々面倒くさかったと思いますが、協議して対応してくれました。入居者同士のもめ事もよく話を聞いてくれ、「味方」になってくれました。看護師の方も数名在中し、細かく気配ってくれたようです。提携の医師との連携もよかったです。医師は内科的なことを診るだけなので、眼科や整形外科などは各家庭で対応が必要です。施設に送り迎えをお願いすることもできると思いますが。

高台の城下町から下って、幹線道路へ出るまでの途中なので、寂しい雰囲気はなく、かといって賑やかでうるさいということもありません。近くに「病院通り」とよばれる市街地があるので何かあってもすぐ行けます。コンビニや公園も、ちょっとがんばれば歩いて行けるところにあるので、元気な方は毎朝散歩を楽しんでいると聞きました。幹線道路から一直線なので、関西方面からも中部方面からも来所しやすいです。駐車場も玄関前は１０台そこそこですが、建物裏側にもあるので止められないということはなかったです。老人ホームというと、田舎の山の中でいかにも「おば捨て山」的なところもあるようですが、ここはそういったイメージはありませんので、面会に来た人が自分もいずれは入りたいという人も居ました。

姑は、看護師さんが様子を見て定期以外の医師の診察を促し、総合病院に入院、その語老人介護保険施設へ入所しましたが、退院するときまで部屋を押さえていくと、それだけでいわゆる家賃がかかるので早々に退所をしましたが、退院後また改めて契約してもらってもいいと、気持ちよく言っていただけました。また、看取りもされているようですから、病気がなければそれもありかと思います。