現在は建て替えが終了しているが、当時は古く建物に沁みついた匂いが嫌だった。面会に行き帰って来ても体に匂いがついていた。
花見や夏祭りクリスマスなどに、一緒に参加したが、介護士さん達がとても頑張っていた。楽しかった。
時折、デパートに皆で買い物などにも行っていたようだ。
同居していて金銭管理は姉がやっていたが、年金で賄えない部分を他の姉妹と分担したが、家計を圧迫するほどの金額ではなかった。 新しい建物に移るまえに亡くなったので、増額を免れたと姉は言っていた。
施設内の調理室で作ってくれるので、いつも温かいものを食べさせて貰えた。また、地元の食材やメニューが多かったと思う。食の面からも安心感を感じられたと思う。
食が難になった頃花見があり、松花堂弁当が出た。中をみてビックリ! ミキサー食の弁当だった。ちゃんとちらし寿司や煮物などちゃんと味わえる。スタッフの心遣いを感じた。
介護士さんも、時間稼ぎの仕事をしている人も目についたが、大半は入所者に寄り添っている方が多いと思えた。
望みは尽きないと思うが、過度なサービスより家族を人として扱ってくれる体制が有りがたい。サービスの過剰は利用料金の増加につながると思う。
自宅から30分。国道からすぐなので、アクセス的には面会に通える距離だった。建物の周りは松林でよく散歩させたりした。
その他
母も7回忌を過ぎましたし、建物も新しくなったし、スタッフも当時の方がいるとは思えないし、現状は分かりませんが、当時は預けることで、私達姉妹の生活は保てたと思います。介護に就く方の意識はそれぞれで、かならずしも福祉の意識のある方のみではないと思います。少しでも、入所者の気持ちに寄り添える介護士さんが育つよう、経営者側も考えていただければと思います。