特別養護老人ホーム　けしごの里の口コミ・評判　たっくん51（男性/70代）

築10年を超えた施設ですが、良く掃除されており清潔感が保たれておりバリアフリーも十分です。 居室は10畳くらいで、ユニット型で９部屋が１つの村という設定で皆が集まるリビングでくつろいだり、食事をするなどケアされるように成っています。 他の施設では排泄の匂いがする事が多いのですが、３年前から時々訪問してもまったく嫌な匂いがしたことがありません。 リハビリは毎日、朝と昼に施設内の散歩に連れて歩いて頂き、高齢の身内も毎日元気に過ごしています。

施設では、毎月の行事として習字、お花、園芸、体操などのクラブ活動があります。他に、地域の幼稚園、小学校の交流、演奏会ボランティアの訪問、お誕生日会、元気な人はお買い物会、それに施設で夏に行われる「けしご祭」など入居者と家族が楽しめるイベントも行っています。

我が家の場合は７万ほどなので、本人の年金＋少し追加で支払うことができ大変助かっています。 地方都市でも、ケアハウスにお世話に成っていた時の料金が９万ほど＋雑費、ナーシングでもそれくらいでしたが、洗濯やおむつの料金が＋αになるなど特養とは額面以上の差が出ていました。 支払いも郵貯自動引き落としで手間がいらず助かっています。

食事は、朝でも「セレクトパン、べーじゃが、レタスサラダ、クリーム煮、白桃」や別の日は「ごはん、竹輪のタルタル焼き、ふりかけ、味噌汁、みかん」などの充実ぶり。もちろん昼、夜もバランスを考えられた美味しそうなメニューで、栄養士の家内も「うちより豪華！食べたい」と評価しています。 また、入歯の治療中などは食べやすい様に食事を配慮して頂き、きめ細かいケアがされていると思いました。

月に１～２度、様子を見におじゃましていますが、突然の訪問でも最近の様子や、食事の食べ具合、運動の具合、どうケアしているか、など親切に説明をしてもらえます。 個室にも入りますが、夏になるとサンシェードを付けたり、不在の時は換気をしてあるなど行き届いたサービスです。 少し気になったことは、最近少し担当の人がよく入れ替わるように思いましたが、それでサービスのレベルが落ちたわけではありません。

ユニットの管理は夜間１人で、看護師は施設に常駐していると思います。もともと病院が運営母体ですので、何か有れば看護師さんから連絡が来て、病院にて診断治療をしてもらえるので心強く思っています。 ケアハウスの時は、病院の受診、治療、薬の持ち込みもすべて家族の役目でしたので大きな違いだと思います。

郊外の幹線道からあまり遠くなく、車で行くには不自由が無い場所にあります。 ただ、公共交通機関で訪問する人はJRの幹線駅からローカル線に乗り替え、最寄りの無人駅から田んぼ道を１５分ほど歩かなければいけません。 施設は、水田の中にありますので、のどかで静かな環境で、遠くからでもスグ分かる場所です。

今まで、難点を書いていませんが一つ有ります。 それは希望しても希望者が多く、なかなか入居が出来ないという事でしょう。 我が家も、要介護２でナーシングに入居していた頃から色々なところを見学して、良かったので申込みをしましたが、随分待って…たまたま空きができてお世話になれました。