老人保健施設　白雲荘の口コミ・評判　williams（女性/60代）

建物は比較的新しいと思います。入口からすぐのところに受付があり、エレベーターのアクセスもよいので車いすからの出入りは楽です。介護タクシーも入口までつけることができ、介護認定度が重かった母を送り迎えするのに救われた気持ちでした。リハビリが充実しているせいか認定度が重くない人もたまに見受けられます。バスも一時間に３・４回来る、それほど交通の便が悪いところではないので助かりました。天気の良い時は窓から素晴らしい山々が見えて明るい気持ちになります。

季節のイベントはもちろん、月々のお誕生日会があり心温まる集いが多かったです。外出の機会も勿論あり、年に一度の運動会や文化祭など盛りだくさんで入所者の家族が参加できるものもたくさんありました。入所者皆が全員楽しんでいるかどうかは別として、こもり切りにならないよう刺激を与えている工夫が見えました。

重症度に応じて金額は当然変わりますが、大体月に６，７万程度です。洗濯代、おやつ代、テレビ代等は別ですので本人及び家族の希望があればこれらは別に支払いをすることになります。また日用雑貨は、おむつやクリーネックスの備品程度の負担で済むと思います。この６・７万の月額負担は多床部屋で、個室や二人部屋を選択した場合はもっと高額になります。支払いは銀行口座からの自動引き落としにしていただいたので、便利でした。

糖尿病の母に合わせて専門の管理栄養士の方にしっかりメニューを組んでいただきました。飽きが来ないように楽しく充実した食事内容でしたので、本人はいつも食事時間を楽しみにしているようでした。ものがしっかり食べられなくなってきても、最後まで工夫して誤嚥を防ぐために、とろみをつけた介護食を用意してくださったので安心してお任せすることができました。

施設全体が明るい雰囲気です。受付のかたの挨拶もきちんと明るく丁寧で、訪問するとスタッフのかたは必ず挨拶してくださいました。認知が進んで大声で話したり、怒鳴りちらしている入所者にもそれなりに大声で受け答えしていました。決して無礼なものいいではなく、きちんと入所者のレベルにあった返事です。かえってストレスにならなくてお互いによいのではないでしょうか。母親は耳が遠かったのですが、コミュニケーションをジェスチャで上手くとっていただきました。

遠距離介護だった私に、何か有るごとに丁寧に電話やファクスで連絡をいただきました。週に一度のミーティングで異変から平常に戻るまでのシミュレーションを提案してくださったりと、切れ目のない対応で、小さなケガから少し重症程度の病気まで私が到着するまでの間、安心してお任せすることができました。ただ夜間は人手が足りなさそうで、スタッフが大変なのではないかと心配です。

自然に恵まれたところながら、大変な田舎ではなく自宅からタクシーで通うことができるような距離でしたので助かりました。バスですと町の中心から４０分弱といったところでしょうか。隣が療養型病院でしたので、直通のバスもあります。交通量はそれほどありませんし、まわりは田んぼですので何かのはずみで入所した人が抜け出しても余り心配してなくてもよいと思います。

衛生上の理由から外からの食べ物は持ち込めません。日常生活は規則正しさを守ってもらうため、多少はきゅうくつに感じるかもしれないレベルです。それは起床時間から就寝。すべて時間で区切られているので自分の自由度のレベルは下がるかもしれませんが、リハビリ中心に動くので規則性についてはやむを得ないと思います。