茅ヶ崎太陽の郷の口コミ・評判　棚田の一本桜（男性/60代）

亡くなった祖母の姉がお世話になっていました。休みの日に時々祖母を連れて訪問させていただきました。当時としても今も施設は大変清潔で、胃まで言うバリアフリー構造には感心していました。湘南の松林の優しい木漏れ日が大変印象的でした。 介護の程度はほとんど要らないのではないかと思われる軽微なものだったと思いますが、とても広いご自宅におられたときはけがが絶えず、しかし、そこにお世話になってからは、けがも病気もなく、天寿を全うされたとお聞きしております。 居室では、自宅におられたときと違って、大変きれいに片付いていたことに感心したもので、環境が変わって、ご自身もしっかりとした以前の生活に戻られたと思い、スタッフのことや近所付き合いというのでしょうか、それも楽しそうに、祖母と話していたのが大変印象に残っており、こみれがきっかけで、その後において老人ホームを選ぶ親族が何人かいました。 その何箇所かの中でも、一番良かったなと胃までも思っております。

現在と比較してのことになりますが、当時としては大変な努力をされて、入居者の皆様を楽しませたり、入居者同士の交流を深めたりしていたと思います。 祖母にはいろいろな催し物について詳しく話されていたのですが、私はあまり興味がなく、母から託されたものを開梱してお渡ししていました。 ところがその包装紙であったり、箱であったり、入居者の皆様が手作りで他のものに作り替えていたり、色々作品にされていたりしていたのは、今で言うイベントで作られたものと理解しており、楽しく過ごされていたものと思っています。

月々にかかる費用は、当時の初任給ほどでしたので、母からはふつうこれくらい掛かるものなのよ、と聞いていただけで、済みません、本当は判断がつかないところです。 今、次男が下宿していますが、その費用と比べても、時代は違いますが、高くもなかったと思いますし、費用負担についての不満も聞いていません。

私は、一緒に食事はしたことはありませんので、よく分かっていないのですが、当時ゆっくりであればふつうに何とか食事できるようでした。多少の介護は必要であったと思いますが、背の低い人でしたが、テーブルの高さも家にいたときより良いと話されていたので、そういう細かい点からも注意されていたものと思います。だから、ひとりでも、何とかかんとかゆっくりとでも食べることが出来ていたものと思います。 なんでも美味しい、美味しいと言って食べていたと聞いていますので、もしかして一人一人にあった物を出されていたのかも知れません。

訪問したときも退出するときも、職員の方から優しく挨拶されたり、最近の様子をお話し下さったり、暖かい幸せなところに住んでいるのだなという印象に残るところでした。 なんと言っても、湘南の松林の中にあり、緑と木漏れ日と、かすかな潮の香りがとても心地よいところでした。

何か病気やけがをしたときでも、ほとんどそこの中で治療され、すぐに連絡が来ていたようです。 訪問していたときも救急車が来たこともなく、入居者が割と健康そうで、入居することにより健康的になっていたものと思います。

高校と中学校の間にありながら、松林に囲まれ、静かなたたずまいでした。 散歩にも松林の中は風も穏やかで、場所も暖かいところでしたから冬もあまり寒かった記憶はありません。ちょっと足を伸ばすと、都は言ってもご老人の場合ですが、すぐ、国道を渡ると烏帽子岩の見える茅ヶ崎海岸に出られ、小さな子どもを連れてきても遊べる立地であるのは、大変優れていたと思います。 今は寂れてしまいましたが、茅ヶ崎駅までの道の買い物も楽しかったことからも、買い物にも不自由していなかったものと思います。