特別養護老人ホーム　岩出の郷の口コミ・評判　らんざん（男性/60代）

もともとが平屋の建物で、南向きの部屋でもあり、窓から緑や花も見えた。施設自体もまだ新しく、職員も比較的若い人が多かったため、活気があるように見えた。 途中、胃瘻の手術をすることになったが、もう少しで再び自分の口で食べられそうになるまで、世話をしてもらった。

お花見や夏祭りといった行事があったかと思うが、住んでいるところから車で１時間半かかるため、ほとんど出席できなかったことから、具体的な内容はどうだかわからなかった。

特養だったので、収入に応じた費用だったと思う。無職の一人暮らしのため、月額７万弱だったと思う。本人の年金だけでは足りなかったので、不足分はこどもたちが出した。支払方法は、施設に通帳と印鑑を預け、そこから施設が当該分を下した。もちろんその明細は、後で施設からもらっている。

メニューの中身は覚えていないが、希望すればお刺身なども出してもらえたはず。また支障がなければ、お酒もよかったと思う。最初は普通食だったが、その後、あまり食べられないため刻みになった。

中庭があるなど施設全般に開放感があった。スタッフの応対もよく、所長も気さくな人であった。地元出身の入居者が多いため、フランクに会話をしていた。胃瘻から、経口に戻れるよう気をつかってくれ、もう少しで戻れるところだったが、病気のためかなわなかった。それでも、親身になってやってくれたことについては、感謝している。

遠距離のため、月に１〜２回しか訪問できず、夜間の体制などはわからない。ただ、介護・看護の職員は適正だったように思う。地元の公立病院と提携しており、発症した際には、すぐに入院できた。

もっぱら車での訪問だったが、近くにバス停もあったはず。旧中学校の跡地だったため、街の中心部にも近く、それでいて近くを川が流れているなど、環境面では恵まれていたと思う。交通量も多くはなく、騒音などはない。

介護が必要になって、最初に申し込んでいた施設だったが、なかなか順番が回ってこず、亡くなる１年ほど前にようやく入所できた。後から聞くと、要介護４と判定されたときに連絡すれば、もっと早く入所できたと聞き、それが心残りだった。