介護付有料老人ホーム　七福神弁天館の口コミ・評判　北海の若大将（男性/70代）

約８畳間の広さで一人であれば十分に生活道具を置くことができる。テレビはBS視聴可能、ドアも大きく車椅子が楽に出入りできる。窓も大きく部屋全体が明るいが西日が入るので、夏は暑い。トイレや洗面所はバリアフリーで使いやすいが、洗面所の幅が狭く複数で使用するときには少々使いにくい。食堂はやや広めで明るい。防音は十分に確保されていてテレビなどの音に気を遣わなくともよい。廊下も広くて車椅子の使用が便利である。エレベーターには車椅子２台が精一杯であるので万が一の時の避難には問題があると思う。

毎週のように職員の方々が工夫した行事を行っている。また年に一回の施設の祭りには民謡や踊り、出店などが出て入居者だけでなく家族みんなが楽しめるとてもうれしいイベントとなっている。時期をみながら花見、動物園訪問、大型スーパー買い物、博物館見学など一年中行事やイベントを工夫していることは入居者にとってメリハリのあるものとなっている。

施設によって必要費用はまちまちであるが、この施設は他と比べても高くはないと思う。約１６万円は一人の年金では入居する事はなかなか困難だと思うが、食事や介護･介助の様子から考えても妥当だと思う。我が家の場合では通常の食事ができなくなってきてからは、刻み食、ミキサー食などを作ってもらう配慮をいただいた。その場合のとろみ材などは自己負担であった。また、その後とろみ材を使っても食事が難しくなったのでゼリー状の食事を勧められ、これも自己負担であった。

刻み食やミキサー食になってから、魚のすり身などは魚の形にしていただきしっぽまでも付けるなど、栄養士や調理師の方々に見た目にも工夫と配慮をしていただけたことはとてもうれしいことであった。刻み食やミキサー食になる前の食事はとても手の込んだ料理が出て母も喜んでいた。のどの筋肉が弱まって食べ物を飲み込むことが難しくなったときには介護の方が時間をかけてゆっくりゆっくりと食事をする事ができた。

夫婦、女性、男性の入居者がいたが、おおむね互いの気持ちを考えながら共同生活をしているようでした。ただ性格の合わない入居者同士がいて、廊下で大声での怒鳴り声などの言い合いもあって高齢者の集団生活は難しい面があることを知った。そのような人間関係であっても介護士さん達は精一杯の笑顔で入居者に接している様子をみてありがたいことと思った。入居者にもよるがほとんど面会者や訪問者のない方もいて、一人で食堂でテレビをみている姿が悲しかった。

介護士さんは年配から研修終了すぐの看護士さんまで幅広く、年配の介護士さんは若い介護士さんをしっかりさせており、介護全体の態勢には問題がないように思いました。毎朝、看護士さんが体調検査に部屋を回り、その結果を介護士さんにきちんと連絡、引き継がれるようになっているところは安心である。介護士さんは入居者と日々接しているので、同じ目線でよく話を聞くことがよくできていると思う。看護士さんは医療面からのしっかりとした対応はしているように思いましたが、入居者に寄り添うというまでにはいっていないように感じました。看護士さんがよく代わることは気になることでした。入居者に熱や咳など異常があった場合には、すぐにかかりつけの病院へ連れて行っていただきました。どんな些細な病院搬送であっても家族には全て連絡がほしかったと思いました。

旭川駅から徒歩でも１０分ほどでしたが、街の騒音や通行する車の騒音もなくわりと静かな環境にあります。旭川以外の家族の方々は面会や訪問などにとても便利な立地です。タクシー利用であれば１区間料金ですし、駅前からバスが何本もありバス停から徒歩３分の便利な場所にあります。買い物は家族や自分が駅前のイオンなどでできますし、必要な物は施設の方にお願いして買うことができます。

電話での問い合わせや入居者への伝言などは正確で間違いなく対応していただけました。施設全体として施設長さんはじめ職員の一人一人が介護に理解があって、入居者の側に立った対応ができていたことは素晴らしいことです。特に、初代の施設長さん、次の施設長さんは仕事的、事務的ではなく入居者に寄り添う態度と方針をしっかりと持っていてとても信頼できました。