特別養護老人ホーム第二白藤の苑の口コミ・評判　msi（女性/40代）

建物が少し高台の所にあるため居室からの見晴らしは良いが、初めて面会に行ったとき部屋の中が殺風景な印象を受けた。家族からの要望を出してお花や写真を飾ってもらった。 居室にあるトイレは、便器や手すり、ペーパーホルダー等どれも高齢者が利用するには高めについており、背の低い祖母は使いづらそうだった。 共用スペースの廊下は広く、手すりもついていた。段差も見受けられなかった。

季節に合わせた行事は行われている様子。廊下に行事毎の写真が飾られていた。最寄りの保育園との交流もあるようで、夏祭りでは子供たちが歌や踊りを披露している様子が写っていた。入居している方々も楽しそうだった。 初詣やお花見、観劇等の外出する行事も行われているが、本人の体調や希望に合わせて外出するため、全員参加というのはなかなか難しいようだ。

祖母の場合は月の費用が７万程度で、今のところ本人の年金から支払っている。口座からの引き落としもできるようだが、面会も兼ねて毎月家族が支払いに行っている。 月額費用以外にはお小遣いや病院の診察代・薬代を施設に渡している。何もなければ病院代は定期受診分だけでいいが、何かあったときは診察代がかさみ、年金からだけで支払うのは難しいこともある。

誤嚥を防ぐため小さめに切ってほしいとはお願いしていたが、面会時に食べていた食事を見たら、いつのまにかミキサー食に変わっていた。一人で食べられないわけではないし、咀嚼も大事なことだと思うので、ある程度噛みごたえのある大きさに戻してほしいと要望を出した。 確かにミキサー食であれば誤嚥は防げるかもしれないが、家族側に何も伝えずに食事内容が変えられていたことに不信感を持った。

印象の良いスタッフもいれば悪いスタッフもいるのはどこの施設でもあることだとは思うが、面会に行っても挨拶もしない方がいるのはどうかと思う。普段関わっていないスタッフとはいえ、廊下ですれ違う時に挨拶くらいしてほしい。 また、入居者と話す時にタメ口で話しているスタッフが多いことが気になる。認知症が進んでいる方も多く、対応が大変なのは分かるが、入居者はスタッフよりも年上なのだから敬語を使うべきではないだろうか。

夜勤は介護スタッフ一人で回しているようだ。そのためか祖母が夜中にトイレに行こうとしたのに気付かず、ベッドから転倒してしまった。大腿骨を骨折しており、救急搬送され手術となった。救急病院での入院、その後回復期病院でのリハビリ入院といろいろと大変だった。 祖母の場合は再び歩けるようになったので良かったが、高齢者は転倒がきっかけで寝たきりになってしまう方が多い。現状の体制で入居者への目が行き届かないのであれば、スタッフの常駐体制を変える等検討してほしいと思う。 また、祖母の入れ歯がなくなったこともあった。ゴミと一緒に捨ててしまったかもしれない、とのことであった。歯科に通院して再度入れ歯を作り直すことになってしまった。入居者が使用している物品の管理体制はどうなっているのか？と不信に思った。管理に関するマニュアルやチェック表等もないと言っていた。このようなことが再び起きないように、管理体制をしっかり考え直してほしいと切に願う。

田舎なので周りは静かで、景色に緑が多く自然環境は充実していると思うが、その分交通の便は良くない。施設が高台にあり坂の下にバス停はあるが、本数が少ないので公共の交通機関でのアクセスはなかなか大変だと思う。車で行くのが一番かと思う。看板はあるがよく見ておかないと通り過ぎてしまうので注意。 以前は坂の下にスーパーがあり、おやつを買いに外出することもあったようだが、スーパーが閉店してしまったので現在は近くにお店がない。最寄りのコンビニが車で5分くらいだろうか。面会に行く前にそのコンビニに寄り、おやつを買って持っていくことが多い。

面会時間に特に制限はないのでいつでも行けるのは良い。