特別養護老人ホーム　亀寿苑の口コミ・評判　445BRZ（女性/60代）

施設自体まだ新しく木の暖かさあふれる日当たり良好、いつも清潔に保たれた施設内でした。 個人の居室もベッドが2台充分入るくらいの広さでクローゼット、洗面台も清潔でした。 食事は、嚥下のできる間は材料本来の形を残した柔らかめで、かむことがだんだんむつかしくなると 見た目は焼き魚 実際はミキサーで崩した素材を再び形作ってあるとても柔らかな半流動食が配膳され 人として大切に扱っていただいていました。 自力で座位が保たれなくなっても全くの寝たきりになるまで できるだけ車いすの背を倒した状態でも共用スペースでの食事をさせていただいてました。 訪問時、よくお手洗いを利用させていただきましたが、臭うこともなく清潔に保たれていました。 洗濯物や汚物が置きっぱなしにされていることも一度もありませんでした。 窓からの景色は、立地的によくも悪くもない場所です。

季節の花を見に出かけたり、節句のお祝い、お寿司会、花火を上げての夏祭りなどいろいろなイベントをしていただいていました。 またその際に写真を撮っていただき後で渡されて知ることも多々ありました。 だんだんイベントへの反応が無くなっていく姿を見るのは、少々辛かったですが、訪問時に共用スペースに飾りがあってこちらも和むこともありました。

最後が約6年前でしたのでその後介護保険でカバーできる範囲も変更されて現在とは相違あると思いますが、特別養護老人ホームで1か月10万円以内で収まっており 年金でまかなえていました。 消耗品は、むつかしい指定も無く ドラッグストアで買って持って行っていました。 大きな負担を感じたことはありませんでした。 支払いは、訪問時に事務所へ寄れば良かったのでほぼ毎日通っていた私には都合良かったです。

勤務先近くを選んだので平日はいつも夕食時に訪問、私が介助をさせていただいていました。 メニューは豊富でした。柔らかめの通常食から始まってミキサー食、流動食、カロリー栄養飲料と状況に応じて変更していただきました。 あまり食べられなくなっていった時には、ゼリーや果物、ジュースなど持ち込んだものも嫌がらず出していただいていました。

とてもフレンドシップなスタッフに囲まれ和やかに過ごさせていただいていました。 脳出血で嘔吐を繰り返すことが多くなっても、丁寧にやさしい対応をしていただきました。 入所途中で老人病院に入院した時期があり、その対応の違いに早く施設に帰りたいと思ったものです。 訪問の家族にもいつも声掛けをしてくださいました。

入所中に脳出血を起こし夜中に連絡を受けましたが、適切な対応でした。 救急車で病院へ運ばれ約半年の病院生活の後 施設に戻りましたが、提携医院と密に連絡を取りながら見守っていただきました。 嘔吐が続き体重が激減、施設・医院と相談、胃瘻を決め施術しました。 が、その施術後 退院することなく誤嚥性肺炎を発症し死亡しました。 果たして 施術の決断が正しかったのかいつまでも自分の中に残る問いかけです。

地方の施設ですので車が無いと非常に不便です。 景色が良い場所ではないので、景観は普通です。

ショートステイからお世話になりましたが、自宅と施設が20ｋｍほど離れており、車で40分ほどかかります。(勤務先に近い施設を選びました） 1対１の介護でしたので、私が勤務に出た後の自宅へスタッフが母を迎えに来てくれて 家の戸締りもして連れてきてくれる。 安心してお任せできましたし、本当にたくさん助けていただきました。