大阪市大正区のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「裕南恩加島」をはじめとした、大阪府/大阪市大正区の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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大阪市大正区の老人ホーム・介護施設について

大正区は、大阪市を構成する24行政区の一つです。運河に囲まれた島状の地形となっています。こちらでは「大阪市大正区での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

大阪市大正区の特徴

大正区役所（KishujiRapid - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

大阪市大正区の人口は6万4,243人です。65歳以上の高齢者人口は2万181人で、高齢化率は31.41%となっています。大阪市大正区の面積は、9.43㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村面積調」

大阪市大正区の魅力

大正区は大阪市の南西部に位置するエリアで、大阪湾に面しつつ、三方を川に囲まれているのが特徴です。臨海工業地帯として発展してきました。大正時代より沖縄県からの移住者が多く、今でも沖縄料理や沖縄の食材を扱う店が多数あります。

中心部にある昭和山は、区のシンボルです。昭和山を中心とした「千島公園（ちしまこうえん）」では、四季折々の花と緑を楽しめます。スロープが整備されているため、車いすでの移動が可能です。千島公園のふもとには体育館、多目的グラウンド、コミュニティセンター、図書館といった施設があります。

このほか「三軒家（さんげんや）公園」「泉尾（いずお）公園」「小林公園」といった公園が点在しています。身近に緑を感じられる環境です。

大阪市大正区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

大阪市大正区の主要な駅

大阪市大正区では、JR大阪環状線と大阪メトロ長堀鶴見緑地線が走っています。主要な駅は「大正」駅です。大阪環状線を利用すると「大阪」駅まで一本で行き来できます。

大正区役所

大正区役所の所在地は、大阪市大正区千島2丁目7-95です。「大正区役所前」バス停から歩いてすぐに到着します。要介護認定の申請は、大阪市認定事務センターに書類を郵送してください。送付先の住所は以下の通りです。

〒557-0024
大阪市西成区出城2丁目5-20
大阪市認定事務センター（介護保険）宛て

参考：大正区役所

大阪市大正区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

大阪市大正区には、地域包括支援センターが計2カ所設置されています（2021年12月23日現在）。

参考：大阪市「地域包括支援センター」

大阪市大正区のイベント

大阪市大正区で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「大正区民まつり」は千島公園一帯で例年10月に開催されているイベントです。人と人とのつながりやきずなの大切さを感じることや、コミュニティへの参加を促すことを目的にしています。「ミニ運動会」「チアダンス」「和太鼓演奏」といったさまざまな催しがあります。

「エイサーまつり」は、毎年9月に千島公園グラウンドでおこなわれるイベントです。当日は沖縄の伝統的な踊り・エイサーの披露はもちろん、沖縄グルメの屋台が出店します。フィナーレでは、来場者が一体となってカチャーシー（テンポの速い沖縄の踊り）を踊るのが特徴です。当日は2万人以上の人が集まります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

大阪市大正区の高齢者支援制度

大正区を含む大阪市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

緊急通報システム事業

高齢者や障がい者を対象に急病などの緊急時に迅速に対応するためのシステムを整備しています。事業内容は以下の表の通りです。

項目	内容
緊急通報対応	緊急時に携帯型機器や固定型機器を通して受信センターと通話できます。状況に応じて「協力者や親族への連絡」「救急車の出動要請」をします。
24時間健康相談	看護師などが、生活や健康面での不安や悩みごとの相談を24時間365日体制で受け付け、適切なアドバイスをします。
お伺い電話	受信センターから年1回、利用者宅へ電話をかけて、健康状態や生活全般の様子を伺い、適切な助言をします。
委託業者による緊急時駆けつけ対応	緊急通報受信時に、登録している近隣協力者や親族が対応できない場合、委託業者が代わりに駆けつけてくれます。

対象者は以下の2点のいずれかを満たす方です。

65歳以上で一人暮らしの方、または高齢者のみの世帯、または1日のうち8時間程度1人になる方
外出困難な身体障がい2級以上、または聴覚、音声、言語機能障がい3級以上の方、かつ単身世帯もしくは1日のうち8時間以上1人になる方

参考：大阪市「緊急通報システム事業」

介護用品の給付

自宅で要介護者を介護する家族に、介護用品と引き換えられる給付券を交付する事業です。1カ月で約6,500円相当の給付券が、年間で最大12回まで交付されます。

対象品目は以下のとおりです。

紙おむつ
尿取りパッド
清拭剤
ドライシャンプー
使い捨て手袋
介護用スプーン・フォーク
介護用箸
差し込み式便器
差し込み式尿器
防水シーツ
口腔ケア用品
食事用エプロン
消臭剤
とろみ剤

対象者は、市内にお住まいで次のいずれかに該当する高齢者（要介護高齢者）を、在宅で介護している市内にお住まいのご家族（介護者）です。ただし、要介護高齢者の世帯および介護者の世帯ともに、市民税が非課税の世帯に限ります。

介護保険の要介護状態区分が4または5
介護保険の要介護状態区分が3で認定調査票の「排尿」「排便」のいずれかが全介助の方

なお、介護者が2人以上いる場合でも、申請できるのは1人です。お問い合わせは、大阪市役所福祉局高齢者施策部地域包括ケア推進課地域包括ケアグループで受け付けています。

参考：大阪市「介護用品の給付」

寝具洗濯乾燥消毒サービス

自宅で暮らす高齢者の保健衛生の向上のため、寝具類の水洗いによる洗濯や乾燥、消毒をおこなう事業を実施しています。利用にあたっては自己負担料金が必要です。

対象者は「大阪市大正区にお住まいの寝具類の衛生管理が困難な65歳以上の高齢者で、一人暮らしの方または高齢者のみの世帯の方のうち、介護保険の要介護状態区分が要介護または要支援の方」です。

参考：大阪市「寝具洗濯乾燥消毒サービス（大正区のみ）」

大阪市大正区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

大阪市大正区内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。大阪市大正区は大阪市西区・港区・浪速区・西成区・住之江区と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。