名護市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームこころの里」、「グループホームいがしま」、「グループホームひだまり」をはじめとした、沖縄県/名護市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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沖縄県名護市の老人ホーム・介護施設について

名護市は、沖縄本島の北部に位置している市です。沖縄の方言では「ナグー」と呼ばれています。ここでは「名護市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

名護市の特徴

名護市役所（ja:user:Hykw-a4 - ja:画像:Nagoshiyakusho.jpg, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

名護市の人口は6万3,724人です。65歳以上の高齢者人口は1万4,379人で、高齢化率は22.56％となっています（2021年1月1日現在）。

名護市の面積は、210.94㎢です。県内では竹富町、石垣市に次いで3番目に広い自治体です。市内は、名護地区、羽地（はねじ）地区、久志（くし）地区、屋部（やぶ）地区、屋我地（やがち）地区の5つの地区に分かれ、合計55の行政区で構成されています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／名護市役所「人口・世帯数」

名護市の魅力

名護市は「やんばる地域」と呼ばれる沖縄本島北部地域の中心となる市です。那覇空港からは、高速バスを利用して約1時間30分で到着します。

名護市は、豊かな自然に囲まれていることが魅力です。市域の大部分を森林が占め、また東側は太平洋に、西側は東シナ海に面しています。6つの漁港を中心に漁業がおこなわれているほか、水源を保つための水源かん養林の植林といった林業も盛んです。

名護市には、沖縄県の特産品である「泡盛（あわもり）」の歴史ある醸造所があります。なかでも「津嘉山酒造所（つかやましゅぞうしょ）」の母屋と麹屋は、昭和初期から泡盛の生産場所として使われてきました。沖縄地方の伝統的な住宅平面を残した造りが特徴で、国の重要文化財に指定されています。

名護市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

名護市の主要な駅

名護市には鉄道路線がありません。主な公共交通機関は、バス路線です。「名護バスターミナル」を中心に市内各地へ移動できます。また、名護市内からは、那覇市内や那覇空港への高速バス路線が運行しています。県内各地への移動が可能です。

名護市役所

名護市役所の所在地は、名護市港1丁目1-1です。「名護市役所前」バス停から徒歩約4分の場所にあります。

名護市での要介護認定の申請は、市役所福祉部介護長寿課で受け付けています。

参考：名護市役所

名護市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

名護市内には、合計5カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：名護市役所「地域の高齢者相談窓口『地域包括支援センター』について」

名護市のイベント

名護城公園（沖縄県名護市）（アラツク - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

名護市で、毎年恒例になっているお祭りやイベントをご紹介します。

「名護さくらまつり」は、毎年1月下旬に名護中央公園を中心に開催されるイベントです。「琉球寒緋桜（りゅうきゅうかんひざくら）」という濃いピンク色の桜が咲くなか、パレードやステージイベントがおこなわれます。名護の町を一望できる展望台からは、桜の花と海が織りなす景色を眺められます。

「名護夏まつり」は、毎年7月下旬に名護漁港で開催されるお祭りです。メインステージで子どもエイサーやキャラクターショー、音楽ライブがおこなわれるほか、工場直送の生ビールを堪能できます。まつりの最後を飾る打ち上げ花火が見どころです。

老人ホームや介護施設によっては、職員と一緒に地域のお祭りやイベントに参加することがあります。どんな季節行事やイベントに参加できるか、あらかじめ施設の職員に聞いてみるとよいでしょう。

名護市の高齢者支援制度

名護市が展開している高齢者の支援制度をご紹介します。

名護市家事お助け隊事業

シルバー人材センターのお助け隊会員が生活援助をする事業です。内容は、調理、掃除、買い物といった日常家事の補助になります。利用回数は対象者の状況に応じて週1～3回で、1回あたり1時間です。

対象者は「要支援、および基本チェックリストで生活機能の低下が認められる方」です。

参考：名護市「高齢者いきいき便利帳」

食の自立支援事業（配食サービス）

食事の準備が難しい高齢者を対象に、昼食・夕食を届けるサービスです。あわせて安否確認をおこないます。利用料は1食350円からです。

対象者は以下の条件を全て満たす方です。

おおむね65歳以上の高齢者
原則として住民税非課税世帯である
自身や家族、支援者による食事の準備・確保が困難である

配食サービスをおこなう事業所については、下記のリンクをご確認ください。

参考：名護市「高齢者いきいき便利帳」

ふれあいコールサービス事業

一人暮らしの高齢者へ週に3回程度電話をかけて、安否確認をおこないます。利用料は無料です。

対象者は「一人暮らしでおおむね65歳以上の高齢者もしくは重度身体障がい者の方」です。

参考：名護市「高齢者いきいき便利帳」

名護市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

名護市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。名護市は、国頭郡本部町・今帰仁村・大宜味村・東村・宜野座村・恩納村と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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