島尻郡南風原町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　オアシス」、「グループホームマイフレンズ」をはじめとした、沖縄県/島尻郡南風原町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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島尻郡南風原町の老人ホーム・介護施設について

島尻郡南風原（はえばる）町は、沖縄本島南部のほぼ中央に位置しています。沖縄県内では唯一、海に面していない自治体です。こちらでは「南風原町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

島尻郡南風原町の特徴

南風原町役場（ja:user:Hykw-a4 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

島尻郡南風原町の人口は4万375人です。65歳以上の高齢者人口は7,518人で、高齢化率は18.62％となっています（2021年1月1日現在）。面積は10.76㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

島尻郡南風原町の魅力

島尻郡南風原町は、織物の生産が盛んです。国の伝統工芸品に指定された「琉球絣（りゅうきゅうがすり）」や「南風原花織（はえばるはなおり）」が制作されています。「琉球かすり会館」では、はた織風景の見学や織物の作業工程を学べます。

また島尻郡南風原町は、食用へちまの生産量が日本一です。町内で生産される食用へちまは「はえばる美瓜（びゅうりー）」と呼ばれ、県内外から高く評価されています。このほか、カボチャ、スターフルーツが特産品です。

島尻郡南風原町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

島尻郡南風原町の主要な駅

島尻郡南風原町内には鉄道駅がありません。主要な公共交通は路線バスです。島尻郡南風原町では、琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バスの路線バスに乗車可能です。全てのバスが那覇市内を発着または経由します。

南風原町役場

町役場の所在地は、沖縄県島尻郡南風原町字兼城686です。「南風原町役場前」バス停を下車して徒歩約2分で到着します。

要介護認定の申請は、保健福祉課高齢者福祉班で受け付けています。

参考：南風原町役場

島尻郡南風原町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

島尻郡南風原町内には、1カ所の地域包括支援センターがあります。

参考：南風原町「南風原町地域包括支援センター」

島尻郡南風原町のイベント

島尻郡南風原町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「ふぇーばる物産展＆グルメコンテスト」は、例年3月ごろに「南風原文化センター」で開かれるイベントです。「ふぇーばる物産展」では、南風原花織や地場野菜といった地元の特産品を販売します。また「グルメコンテスト」では、島尻郡南風原町産の食材を活用したメニューで料理の腕を競います。

「南風原町の綱曳き（つなひき）」は、例年夏から秋にかけて、町内にある12カ所の字（あざ）でおこなわれるイベントです。字ごとに綱曳きがおこなわれ、そのスタイルは字によってさまざまです。旗頭（はたがしら）が登場する字や、競技のルールが異なる字もあります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

島尻郡南風原町の高齢者支援制度

在宅老人緊急通報システム

高齢者の方の自宅に緊急通報システムを設置する制度です。急病や事故といった緊急事態にあった際、ボタンを押すだけで外部に通報できます。連絡を受けた通報センターは状況確認後、必要に応じて協力員への連絡、または救急車・消防車などの出動要請をします。

設置料は無料です。なお電話料・電気代、利用者の責による修理費については自己負担となります。

対象者は、おおむね65歳以上の虚弱な一人暮らしの高齢者の方、または高齢者のみの世帯です。お問い合わせは南風原町役場保健福祉課で受け付けています。

参考：島尻郡南風原町「福祉のしおり」

高齢者外出支援サービス

自宅と医療機関などの間をリフト付き車両で送迎する制度です。ただし、リハビリでの通院は対象外です。利用料は無料で、年末年始・祝日を除く月～金曜日の9時～17時まで乗車できます。利用対象エリアは、島尻郡南風原町内および島尻郡南風原町に隣接する市町村です。

対象者は以下の両方を満たす方となります。

おおむね65歳以上で在宅生活を送っていて、公共交通機関を利用するのが難しい方
おおむね65歳以上で、自分で一般高齢介護予防通所事業の開催場所まで歩くことが難しく、家族などからの援助も困難な方

参考：島尻郡南風原町「福祉のしおり」

配食サービス

在宅生活を送る高齢者の方に栄養バランスのとれた食事を届ける制度です。食事を届ける際に利用者の安否確認もおこないます。配食するのは月曜日～金曜日の昼食と夕食です。利用料は1食あたり300円となります。

対象者は、以下の両方に該当する方です。

おおむね65歳以上で一人暮らししている方および高齢者のみの世帯など
調理が困難な方

参考：島尻郡南風原町「福祉のしおり」

島尻郡南風原町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

島尻郡南風原町で希望する老人ホームが見つからない場合は、周辺地域まで範囲を広げてみましょう。島尻郡南風原町に隣接する地域は那覇市、豊見城市、南城市、島尻郡八重瀬町・与那原町、中頭郡西原町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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