宜野湾市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームふれあい」、「グループホーム若松ぎのわん」、「グループホーム　まえはら」をはじめとした、沖縄県/宜野湾市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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宜野湾市の老人ホーム・介護施設について

宜野湾（ぎのわん）市は沖縄本島中南部にあり、東シナ海に面している市です。こちらでは「宜野湾市での高齢者の暮らし」について詳しくご紹介します。

宜野湾市の特徴

宜野湾市役所（ja:user:Hykw-a4 - ja:画像:Ginowansiyakusho1111.jpg, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

宜野湾市の人口は、10万462人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は1万9,711人で、高齢化率は19.62%となります（2021年1月1日現在）。

宜野湾市の面積は19.80㎢です。宜野湾市には米軍基地があり、市全体の面積の約32.4%を占めています（2021年8月16日現在）。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／宜野湾市「宜野湾市の概要」

宜野湾市の魅力

宜野湾市は、沖縄本島の交通の要衝です。市内には国道や県道が複数通り、沖縄県の北部と南部をつないでいます。

「宜野湾港マリーナ」は、沖縄県で最初にできたボート類の係留・保管施設です。さまざまなイベントやアクティビティがおこなわれます。ボートのシルエットと夕焼けが合わさった美しい景色が見られるスポットです。また、宜野湾市では豊かな自然環境を守るために市内の緑化を推進しています。「森の川」は、天女が沐浴（もくよく）したという羽衣伝説が残る県指定名勝です。

そのほか「普天満宮（ふてんまぐう）」は、琉球八社の一つです。健康祈願や交通祈願といった幅広いご利益を受けられます。

宜野湾市の郷土料理としては「サーターアンダギー」が有名です。表面はサクサク、中はもっちりとした食感を楽しめ、お祝い事で振る舞われるお菓子として親しまれています。

宜野湾市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

宜野湾市の主要な駅

宜野湾市内では鉄道が運行していません。主な公共交通機関は路線バスです。知花線や宜野湾線といった8路線が通っています。

宜野湾市役所

宜野湾市役所は、宜野湾市野嵩1丁目1-1にあります。バスを利用する際は「宜野湾市役所前」バス停を下車してすぐです。

要介護認定の申請は、介護保険担当で受け付けています。

参考：宜野湾市役所

宜野湾市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

宜野湾市内には計4カ所の地域包括支援センターが設置されています（2020年10月27日現在）。

参考：宜野湾市「地域包括支援センターのご案内」

宜野湾市のイベント

宜野湾市で毎年開催されているイベントをご紹介します。

トロピカルビーチ（あばさー - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

「琉球海炎祭」は、毎年4月に宜野湾トロピカルビーチで開催されるお祭りです。「日本一早い花火大会」をテーマに、1万発の花火が音楽に合わせて打ち上げられます。

「宜野湾はごろも祭り」は、毎年9月下旬の土・日曜日に宜野湾海浜公園で開催されます。お祭りの目玉は「飛衣羽衣（とびんすはにんす）カチャーシー大会」です。華麗な舞と躍動感で会場を盛り上げます。

「宜野湾市産業祭り」は、毎年11月に宜野湾漁港で実施されるイベントです。農産物や観葉植物といった地元の特産品が並びます。田いもを使用した料理の試食や魚つかみ取りも実施され、多くの方が足を運ぶお祭りです。

老人ホームや介護施設によっては、レクリエーションとして地域のイベントに参加することがあります。どのようなものに参加するか気になる方は、あらかじめ施設に尋ねてみましょう。

宜野湾市の高齢者支援制度

宜野湾市で展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者向け配食サービス

栄養バランスの整った昼食の配達と、見守りをおこなうサービスです。料金は普通食で350円です。塩分・たんぱく質などの制限、腎食、糖尿食、ミキサー食といった特別食は400円となります。利用できるのは月曜日〜土曜日の5食以内です。

対象者は「65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯」で「食事の調理が困難な方」のうち、以下のいずれかに該当する方となります。

要介護認定を受けており、宜野湾市内に支援者が居住していない非課税世帯の方
総合事業対象者または要支援認定を受けている方

参考：宜野湾市「高齢者向け配食サービス」

福祉電話設置事業

高齢者の自宅に老人福祉電話を設置する事業です。緊急時の連絡手段の確保とコミュニケーションの促進につなげます。設置料や基本料は市の負担で、通話料のみ自己負担になります。

対象者は、以下の4点を全て満たす方です。

おおむね65歳以上
携帯電話を含む電話機器がなく、連絡手段がない
一人暮らし
非課税世帯

参考：宜野湾市「福祉電話設置事業」

保健飲料給付事業

日常生活で孤独を感じている高齢者などに、週に1回保健飲料を配達します。あわせて、見守り支援をおこないます。費用は無料です。

対象者は「65歳以上の一人暮らしの方」または「65歳未満で一人暮らしの身体障害者の方」です。

参考：宜野湾市「保健飲料給付事業」

宜野湾市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。宜野湾市は、浦添市、中頭郡北谷町・北中城村・中城村・西原町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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