宮古島市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム来間」、「認知症対応型共同生活介護　グループホームみなみ」、「グループホーム　あさぎりの里」をはじめとした、沖縄県/宮古島市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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宮古島市の老人ホーム・介護施設について

宮古島市は、沖縄本島から南西に約300kmに位置する宮古列島にある市です。こちらでは「宮古島市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

宮古島市の特徴

宮古島市役所新市庁舎（Narutora - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

宮古島市の人口は5万5,577人です。このうち65歳以上の高齢者人口は1万4,667人で、高齢化率は26.39%となっています（2021年1月1日現在）。

宮古島市の面積は203.90㎢です。宮古島、池間島、来間（くりま）島、伊良部（いらぶ）島、下地島、大神（おおがみ）島の大小6つの島で構成されています。高温多湿な亜熱帯海洋性気候のため、年間を通して暖かい地域です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／宮古島市「宮古島市の概要」

宮古島市の魅力

宮古島市は、自然に恵まれたリゾート地で、多くの観光スポットがあります。「宮古島海中公園」は、宮古島の豊かな海洋資源に触れられる公園です。海中観察施設では、色とりどりの熱帯魚やウミヘビといった生き物を見られます。また、全国でも数少ない「のぼれる灯台」として知られている「平安名崎（へんなさき）灯台」からは、壮大な海が広がる大パノラマを眺められます。

「宮古島市熱帯植物園」は、約12万㎢の敷地内におよそ1600種以上の植物が生い茂る観光名所です。年間を通して多種多様な花々を見られます。また園内には「体験工芸村」が併設されており、宮古織物や藍染めを体験できます。

宮古島の特産品はマンゴー、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツです。ほかにも、ミネラルが豊富な「海ぶどう」や、良質な黒毛和牛と評判の「宮古牛」があり、多くのグルメが味わえます。

宮古島市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

宮古島市の主要な駅

宮古島市には鉄道路線がありません。市内の主な交通機関はバスです。宮古協栄バス、八千代バス、共和バス、中央交通の路線バスが走っています。

宮古島市役所

宮古島市役所の所在地は、宮古島市平良字西里1140です。「宮古島市役所」バス停からすぐのところにあります。

要介護認定の申請は、市役所高齢者支援課または各支所の窓口で受け付けています。

参考：宮古島市役所

宮古島市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

宮古島市の地域包括支援センターは、2カ所設置されています。

参考：宮古島市「包括支援センターが2ヶ所になります」

宮古島市のイベント

うえのドイツ文化村（CC 表示-継承 3.0, リンク）

宮古島市で毎年開催されているイベントをご紹介します。

「うえのドイツ文化村イルミネーションフェスト」は毎年12月から1月にかけて、うえのドイツ文化村で開催されるイベントです。会場内が20万球の電球で飾り付けられ、きらびやかな光景が広がります。

「宮古島夏祭り」は、毎年7月下旬に宮古島市場通りで開催されています。東西大綱引きやちびっ子駅伝大会ほか、内容はさまざまです。多くの縁日が並ぶ大規模なお祭りで、幅広い世代の方に親しまれています。

「クイチャーフェスティバル」は、毎年11月上旬にJTAドーム宮古島でおこなわれるお祭りです。「クイチャー」とは、宮古地域を代表する民俗芸能です。島に伝わる伝統文化を次世代に広めることを目的とし、踊りを通して参加者の交流を図ります。

老人ホームや介護施設によっては、レクリエーションの一環として地域のイベントに参加することがあります。どのようなものに参加できるか気になる方は、施設に尋ねてみましょう。

宮古島市の高齢者支援制度

宮古島市で展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

軽度生活援助事業

自宅で自立した生活が送れるように、掃除や買い物、調理、外出の付き添いなどのお手伝いをするサービスです。利用料金は、1時間につき80円です。なお、生活保護世帯は無料となっています。

対象者は「65歳以上の一人暮らし、または高齢者のみの世帯」のうち「市民税非課税世帯の方」です。

参考：宮古島市「色々な老人福祉」

食の自立支援事業

高齢者の自宅へ昼食を宅配し、同時に安否確認をおこなうサービスです。栄養士が献立を作成した、バランスの取れた食事が届けられます。月〜金曜日の週2回まで利用可能です。

利用料金は1食につき300～400円です。サービスの利用には、事前に1冊10枚組のチケットを購入する必要があります。チケットは介護長寿課または各支所で販売しています。

対象者は「食事作りが困難で、近隣に食事の用意をしてくれる親族などがいない、65歳以上の方」です。

参考：宮古島市「色々な老人福祉」

緊急通報システム事業

急病や事故、火災などが起こったとき、迅速な安全確保につなげる緊急通報システムを貸し出します。利用料は無料です。

対象者は「市民税非課税世帯」かつ「おおむね65歳以上の病弱な一人暮らしの方、または高齢者世帯夫婦でどちらかが病弱の方」です。

参考：宮古島市「色々な老人福祉」

宮古島市で見つからない場合は周辺の地域までエリアを広げる

宮古島市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。宮古島市の周辺には、石垣市、八重山郡竹富町、島尻郡久米島町、糸満市があります。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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