真庭市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　蒜山」、「グループホーム　ゆばら」、「グループホーム青空」をはじめとした、岡山県/真庭市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は11件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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真庭市の老人ホーム・介護施設について

真庭（まにわ）市は、岡山県の北部に位置している市です。こちらでは「真庭市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

真庭市の特徴

真庭市役所（Phronimoi - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

真庭市の人口は、4万4,245人です。65歳以上の高齢者人口は1万7,184人で、高齢化率は38.84%です（2021年1月1日現在）。

真庭市の面積は828.53㎢で、岡山県の約11.6%を占めています。県内で最も面積が大きい自治体です。また真庭市は、台風や地震による災害が少ないことが特徴です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／真庭市「真庭市の概要」

真庭市の魅力

真庭市には、広大な高原や自然の恵みを生かした観光スポットがあります。酪農が盛んな蒜山（ひるぜん）高原は、日本最大のジャージー牛飼育地域です。なかでも「ひるぜんジャージーランド」では、ジャージー牛肉を使った料理やスイーツ、乳製品を味わえます。

また、真庭市には川底から湧き出る天然温泉「湯原（ゆばら）温泉砂湯」があります。24時間無料で開放されており、旭川沿いに位置しているため、豊かな自然のなかでいつでも温泉を満喫できます。

真庭市は、古い町並みが残っていることも魅力の一つです。「勝山町並み保存地区」は、昔ながらの建物と和心あふれるのれんが並ぶ「のれんの町」です。カフェや染織工房のある店舗が軒を連ね、ノスタルジックな雰囲気に包まれながら散策できます。

真庭市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

真庭市の主要な駅

真庭市には、JR姫新線（きしんせん）が走っています。主要な駅は「中国勝山」駅です。県内だけでなく、姫路市へも乗り換えなく移動できます。

また、コミュニティバス「まにわくん♡」も運行しており、市内各地への移動に便利です。

真庭市役所

真庭市役所の所在地は、真庭市久世2927-2です。「久世」駅から徒歩13分で到着します。バスを利用する際は「真庭市役所」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は、市役所高齢者支援課または各振興局市民サービス窓口で受け付けています。

参考：真庭市役所

真庭市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

真庭市の地域包括支援センターは、1カ所です。そのほか、地域の身近な相談窓口として地域支援センターが7カ所設置されています。

参考：真庭市「真庭市地域包括支援センター」

真庭市のイベント

蒜山高原と上蒜山（中央）・中蒜山（Reggaeman - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

真庭市で開催されている恒例のお祭り・イベントをご紹介します。

「ひるぜん雪恋まつり」は、蒜山（ひるぜん）高原三木ケ原で毎年2月上旬におこなわれるイベントです。「冬と雪を楽しもう」というコンセプトのもと、さまざまなワークショップが開催されます。約1,000基のキャンドルが灯される夜景が見どころです。

「富原（とみはら）お茶まつり」は、真庭市立富原小学校で毎年5月下旬に開催されています。新茶の摘み取り時期に合わせておこなわれ、新鮮なお茶を楽しめます。ほかにも新茶の天ぷら、焼うどんといったグルメを堪能できます。

「ラベンダー摘み取り体験」は、毎年7月上旬〜8月上旬にかけて蒜山ハーブガーデンハービルでおこなわれるイベントです。敷地一面に広がるラベンダー畑で、豊かな香りを感じながら摘み取り体験を楽しめます。

老人ホームや介護施設によっては、地域のイベントに参加することがあります。どのようなものに参加できるか気になる方は、あらかじめ施設に尋ねてみてください。

真庭市の高齢者支援制度

真庭市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

高齢者等給食サービス

高齢者に栄養バランスの取れた食事を宅配して、健康状態のチェックや安否確認をおこなうサービスです。1食あたり450円で、月～金曜日に利用できます。

対象者は「おおむね65歳以上の一人暮らし」「高齢者のみの世帯およびこれに準じる世帯」「安否確認が必要」「調理が難しい」の4点を満たす方です。

参考：真庭市「高齢者等給食サービス」

早期発見SOSネットワーク

高齢者が行方不明になったとき、素早く発見できるように支援するサービスです。市に本人の個人情報を登録すると、個人の番号が割り当てられた反射テープがもらえます。テープを持ち物や靴に張り付けておくことで、行方不明時に協力市民の方や協力事業所による早期発見につなげます。

対象者は、市内在住で認知症や知的障がいがあり、行方不明になる可能性がある方です。

参考：真庭市「早期発見SOSネットワーク（事前登録）について」

緊急通報装置貸与事業

緊急時にすぐ外部に通報できる緊急通報装置を貸し出すサービスです。通報された時は、ご家族や近隣住民などの協力者が安否確認や緊急時対応をおこないます。

装置の設置料金は無料です。ただし、通話料金は利用者負担となっています。

対象者は、おおむね65歳以上の一人暮らしの方もしくは高齢者のみの世帯です。

参考：真庭市「緊急通報装置貸与事業」

真庭市で見つからない場合は周辺の地域までエリアを広げる

真庭市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。真庭市は、津山市、高梁市、新見市、加賀郡吉備中央町、久米郡美咲町、苫田郡鏡野町、真庭郡新庄村、鳥取県倉吉市、東伯郡三朝町、日野郡江府町に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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