総社市の人口は6万9,602人です。65歳以上の高齢者人口は1万9,592人で、高齢化率は28.15%となっています(2021年1月1日現在)。
総社市の魅力
総社市は、古墳時代に有力な国家として栄えた地域です。飛鳥・奈良時代には国府が置かれ、平安時代には備中(びっちゅう)国内の神々を一つの神社にまつった「総社宮」が建てられました。室町時代の水墨画家で禅僧の「雪舟」の生誕地としても知られています。
総社市には歴史的な遺跡や建物が多く現存しています。主に1900年ごろに造られた砂防ダムの「井風呂谷川(いぶろだにがわ)砂防三号堰堤(さぼうさんごうえんてい)」、総社市内に現存する唯一の洋風建築である「総社市まちかど郷土館」があります。そのほか、水墨画家の雪舟が修行した「宝福寺三重塔」や、中国から伝わったとされる絵画「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)十王像」が文化財に指定されています。
また、自然と触れ合えるスポットが豊富です。砂川のほとりに位置する「砂川公園」や、テニスやゴルフが楽しめる「清音(きよね)ふるさとふれあい広場」があります。
総社市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
総社市の主要な駅
総社市には、JR吉備(きび)線・伯備(はくび)線・井原鉄道が走っています。主要な駅は、「総社」駅と「清音」駅です。県庁所在地の岡山市から電車で30分以内、「岡山総社」インターから約10分でアクセスできます。
そのほか路線バスが総社市内の主要スポット間を運行しています。また予約型乗合バス「雪舟くん」を運行しており、日常生活での移動に便利です。
総社市役所
総社市役所の所在地は、総社市中央1丁目1-1です。「市役所前」バス停から徒歩2分で到着します。
要介護認定の申請は、長寿介護課介護保険係です。
参考:総社市役所
総社市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談事に対して解決策を提示してくれます。
総社市には地域包括支援センターは6カ所設置されています(2019年12月現在)。
参考:総社市「地域包括支援センター」
総社市のイベント
総社駅(Wikipediaより)
総社市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「SOJAイルミネーション」は、毎年12月から1月初旬まで「総社」駅から市役所までの通りで開催されています。見どころはカラフルな電飾が施された「虹のトンネル」です。ほかにもクリスマスツリーやアーチをはじめ、色とりどりのイルミネーションが見られます。初日には点灯式がおこなわれ、電飾が一斉に光る様子を鑑賞できます。
「総社市民まつり雪舟フェスタ」は、毎年8月に高梁川(たかはしがわ)河川敷グラウンドで開催されるイベントです。総踊り、ええとこ囃子踊りコンテスト、地元団体の出しもの、うちわ抽選会、花火の打ち上げといった催しがおこなわれます。
総社市の老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションの一環としてこのようなイベントに参加できることがあります。興味がある方は施設に確認してみましょう。
総社市の高齢者支援制度
総社市が展開している高齢者支援制度をご紹介します。
高齢者 給食サービス
一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯に夕食を配達するサービスです。配達と同時に安否確認をおこないます。「高齢者の食生活の改善」と「孤独感の解消」を目的としています。
利用回数は、月~金曜日の週5回のうち、利用希望者の状況に応じて決まります。お弁当代は利用者負担です。料金は、利用する事業者やお弁当の種類によって異なります。
対象となるのは「65歳以上でひとり暮らしをしている方」「65歳以上の方だけの世帯」「市長が必要だと認めた方」のうちいずれかに該当する方です。
参考:総社市「高齢者 給食サービス」
重度要介護者 介護用品等引換クーポン券 交付事業
65歳以上の重度要介護者を介護している家族に向け、介護用品などと引き換えられるクーポンを交付しています。引き換え内容は、おむつ用品、スキンケア用品、口腔ケア用品などです。このほか、理容サービスを使う場合に利用できます。クーポン券が使えるのは、総社市が指定する店舗です。
1枚1,000円分のクーポン券を、3カ月に1回交付します。クーポン券の金額は、介護の区分によって変わります。
重度要介護者の区分
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認知症と診断された要介護3の方
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要介護4・5の方
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市民税課税世帯
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月額6,000円
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月額6,000円
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市民税非課税世帯
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月額7,000円
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月額1万1,000円
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対象となるのは、以下の全てに当てはまる場合です。
- 65歳以上の重度要介護者(認知症と診断された要介護3以上)を総社市内で6カ月以上常に在宅介護し、生計を共にしている世帯員
- 介護者と重度要介護者ともに、介護保険料を滞納していないこと
- 介護者が重度要介護者ではないこと
高齢者 住宅改造費助成
在宅の高齢者が暮らしやすくなるように、住宅を改造する際の費用の一部を助成しています。介護保険サービスの住宅改修費支給(上限20万円)の上乗せとしておこなっている事業です。
対象の工事は、居住用住宅の浴室やトイレ、洗面所、玄関、廊下、階段、台所、居室です。助成金額は33万3,000円を上限として、対象となる工事にかかった費用の3分の2以内です。原則として1つの住宅で1回のみ利用できます。
対象となるのは「要支援1以上かつ肢体不自由などで日常生活に何らかの支障がある65歳以上の方」です。ただし、介護保険料が6~10段階の方は対象外です。
参考:総社市「高齢者 住宅改造費助成」
総社市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
総社市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。総社市は、岡山市、倉敷市、井原市、高梁市、加賀郡吉備中央町、小田郡矢掛町と隣接しています。