倉敷市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウスロイヤルウイング」、「ケアハウスあいの泉」をはじめとした、岡山県/倉敷市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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倉敷市の老人ホーム・介護施設について

倉敷市は岡山県南部に位置する市です。四国と本州を結ぶ瀬戸大橋が架かっています。こちらでは「倉敷市での高齢者の暮らし」にまつわる情報をご紹介します。

倉敷市の特徴

倉敷市役所本庁舎（tatushin - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

倉敷市の人口は48万453人です。そのうち65歳以上の高齢者は13万2,518人であり、高齢化率は27.6%となっています。

倉敷市の面積は355.63k㎡です。倉敷地区、児島地区、玉島地区、水島地区、船穂・真備（ふなお・まび）地区の5つに区分けされます。

参考：倉敷市「６地区別・地区別・町名別人口統計（令和3年6月末現在）」「令和3年7月末住民基本台帳人口」

倉敷市の魅力

倉敷市は雨の日が少ない地域です。また地震や台風といった自然災害が少ないことが特徴の一つです。温暖な気候のなか瀬戸内海に面しており、自然に囲まれた穏やかな生活を送れます。

倉敷市はかつて江戸幕府の直轄領「天領（てんりょう）」でした。現在でも倉敷美観地区には白壁の屋敷が広がっています。日本の古き良き雰囲気が漂う街並みは歩いているだけで楽しいです。

また、倉敷駅周辺には「天満屋（てんまや）倉敷店」や「三井アウトレットパーク倉敷」「倉敷えびす通り商店街」など買い物に便利なスポットが揃っています。

ほかにも倉敷市はジーンズをはじめとした繊維産業、レンコンやマスカットなどの農業、海の幸に恵まれた漁業が盛んです。

倉敷市の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

倉敷市の主要な駅

倉敷市の主要な駅は「倉敷」駅と「新倉敷」駅です。

「倉敷」駅では、JR山陽本線とJR伯備（はくび）線の2路線が利用できます。JR山陽本線は「新倉敷」駅と広島県の「福山」駅方面、「中庄（なかしょう）」駅から「岡山」駅方面へ移動できます。JR伯備線を利用することで、鳥取県の「米子（よなご）」駅や島根県の出雲市方面へアクセス可能です。

「倉敷」駅南口から直結の場所に水島臨海鉄道が運行する「倉敷市」駅があります。「新倉敷」駅は、在来線と新幹線が運行しています。在来線ホームからは福山・尾道方面と倉敷・岡山方面を結ぶJR山陽本線が利用できます。新幹線ホームでは山陽新幹線と東海道・山陽新幹線が運行しており、広島や博多、大阪、東京へ行くことが可能です。

倉敷市の市役所と支所

市役所では「要介護認定の申請」や「住民票の受け取り」をおこなうことが可能です。

こちらでは倉敷市役所の他、児島支所・玉島支所・水島支所・真備支所について所在地、アクセス、要介護認定の申請先をご紹介します。

市役所・支所	所在地・アクセス・ホームページ
倉敷市役所	所在地：倉敷市西中新田640 アクセス：「倉敷市役所前」バス停から徒歩2分要介護認定の申請先：介護保険課（本庁1階11番窓口）ホームページ：倉敷市役所
児島支所	所在地：倉敷市児島小川町3681-3 アクセス：「児島支所前」バス停からすぐ要介護認定の申請先：児島保健福祉センター国保介護課（1階4番窓口）ホームページ：児島支所
玉島支所	所在地：倉敷市玉島阿賀崎1-1-1 アクセス：「玉島支所入口」バス停から徒歩4分要介護認定の申請先：玉島保健福祉センター国保介護課（1階5番窓口）ホームページ：玉島支所
水島支所	所在地：倉敷市水島北幸町1-1 アクセス：「水島郵便局前」バス停から徒歩3分要介護認定の申請先：水島保健福祉センター国保介護課（2階2番窓口）ホームページ：水島支所
真備支所	所在地：倉敷市真備町箭田1141-1 アクセス：井原鉄道「吉備真備（きびのまきび）」駅から徒歩6分要介護認定の申請先：玉島保健福祉センター真備保健福祉課（1階3番窓口）ホームページ：真備支所

倉敷市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

倉敷市には、合計25カ所の地域包括支援センターが設置されています。各地に配置されているので、医療や介護に関する相談やサービスの利用申請がご自宅近くの地域包括支援センターでおこなえます。

参考：倉敷市「高齢者支援センター一覧」

倉敷市のイベント

素隠居（Wkipediaより）

倉敷市で開催されているイベントについてご紹介します。

「阿智（あち）神社秋祭」は、豊作を祝する秋祭りです。10月の第3土曜日・日曜日の2日間、阿智神社で開催されます。土曜の夜は境内（けいだい）で舞や天領太鼓が披露され、日曜は早朝から夕方まで御神幸（ごしんこう）行列や御神輿が出陣します。

なかでも「素隠居（すいんきょ）」と呼ばれる「じじ」「ばば」の面を被った集団が目を引きます。素隠居が持っているうちわで頭を叩いてもらうと、その1年は無病息災で過ごせるといわれています。

「倉敷天領夏祭り」は、倉敷中央通りが中心となった音楽隊パレードを始め「千歳楽（せんざいらく）」や「倉敷天領太鼓」など倉敷の文化を色濃く表したお祭りです。夕方になると「代官ばやし踊り」や「OH！代官ばやし踊り」が開催され、総勢3,500人以上の老若男女が踊ります。

老人ホームや介護施設などでは、職員と一緒にイベントやお祭りに参加することがあります。イベントが気になる方は事前に施設の職員へ尋ねてみましょう。

倉敷市の高齢者支援制度

倉敷市が展開する高齢者向けの支援制度をご紹介します。

日常生活用具の給付

倉敷市では「おおむね65歳以上の寝たきり状態の方や一人暮らしの高齢者」を対象に、日常生活用具の給付を実施しています。給付される用具は湯沸器や入浴用の担架、寝具類、電磁調理器、ガス漏れ報知器、自動消火器など10品目です。高齢者の状態・状況に応じて給付品目の対象が異なります。

また、一部費用は自己負担が必要です。また生活を支えている人の前年の所得税課税の状況によっては対象から外れてしまいますので注意が必要です。

参考：倉敷市「在宅サービス（日常生活に関するもの）」

はり・きゅう施術券の支給

「運動器疾患や末梢神経疾患を患っており、はり・きゅうの施術が必要な高齢者」を対象に、施術費の一部を支給してくれる制度です。市内に住所がある70歳以上の方が対象で、年間24枚を上限に施術券が発行されます。

支給された年度のみ使用でき、使うと1回の自己負担が500円となります。なお、施術券は市が指定する施術所で使用することが可能です。

参考：倉敷市「在宅サービス（日常生活に関するもの）」

住宅改修費の助成

身体機能が低下した高齢者や在宅介護をする家族のために、住宅改修費用の負担を軽減する助成金制度です。要介護状態の区分に関係なく、20万円を限度に所得に応じて改修費の7～9割が払い戻されます。

対象となる改修工事は手すりの取り付けや段差の解消、滑り防止・移動をスムーズにするための床材の変更などが該当します。

参考：倉敷市「住宅改修」

倉敷市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

倉敷市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。倉敷市は岡山市、玉野市、都窪（つくぼ）郡早島町、浅口市、小田郡矢掛町、総社市、香川県坂出（さかいで）市、丸亀市と隣接しています。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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