大分市の老人ホーム・介護施設について
大分市は大分県の県庁所在地で中核市に指定されています。こちらでは、大分市の「高齢者の暮らし」にまつわる情報を詳しくご紹介します。
大分市の特徴
大分市の人口は、47万7,616人です。65歳以上が13万2,354人で高齢化率は27.7%になります(2021年7月末日現在)。
大分市の総面積は、502.39k㎡です。エリア分けすると、以下の13カ所に分かれます。
- 大分中央
- 大分東部
- 大分西部
- 大分南部
- 南大分
- 鶴崎(つるさき)
- 大南(だいなん)
- 植田
- 大在(おおざい)
- 坂ノ市(さかのいち)
- 佐賀関(さがのせき)
- 野津原(のつはる)
- 明野(あけの)
大分市の魅力
大分市はものづくりの町として知られています。貿易や産業が栄えていて、2017年には製造品出荷額が九州で第1位になりました。
また「日本の西洋医療発祥の地」として知られる大分市には、日本初の西洋式病院「府内(ふない)病院」があります。現在でも積極的に医療を支援する活動をしています。
また大分市林業水産課では「大分市森林セラピー」と銘打って高崎山や天面山、平成森林公園などで森林浴をする活動をしています。歩行、運動といった心身機能の向上を図るアクティビティです。
大分市には食の魅力もあります。特に有名なのが「とり天」です。大分市の鶏肉の購入数量は毎年全国トップクラスと、市民から愛されているご当地グルメです。
主要な駅・区役所・地域包括支援センター
大分市の主要な駅
大分市にはJR久大(きゅうだい)本線、豊肥(ほうひ)本線、日豊(にっぽう)本線の3路線が通っています。特に利用者が多い主要駅は「大分」駅です。3路線を利用できるため、市内各所へのアクセスに役立ちます。
また「大分」駅からは中心市街地循環バス「大分きゃんバス」が運行しています。「大分きゃんバス」を利用すると、100円で「大分」駅から街中を通り県立美術館や大分市役所、大分県庁にアクセスできます。
大分市役所
大分市役所は、大分市荷揚町2-31にあります。「大分市役所合同新聞社前」バス停から徒歩約3分で着きます
要介護認定を申請したい場合は、市役所第2庁舎2階にある長寿福祉課、もしくは各支所、東部・西部保険福祉センターの窓口で受け付けています。
2016年から申請書類にはマイナンバーの記入が義務化されています。申請書類を準備する際には本人の被保険者証以外にマイナンバーがわかるものを準備しておきましょう。
参考:大分市役所
大分市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
大分市には、中学校区ごとに23カ所の地域包括支援センターが設置されています(2021年3月18日現在)。各施設ではちょっとした悩みや不安、介護に関する相談まで幅広く対応してくれるので、困ったことがあれば気軽に相談してみましょう。
参考:大分市「地域包括支援センター一覧」
大分市のイベント
大分市で開催されている毎年恒例のお祭りをご紹介します。
「大分七夕まつり」は毎年8月初めの週末3日間に開催されます。初日に「府内戦紙(ふないぱっちん)」、2日目に「チキリンばやし市民総踊り大会」、3日目に「大分合同新聞花火大会」が開催されます。初日の「府内戦紙」では20を超える山車と踊り隊が歩行者天国を練り歩きます。
「関あじ・関さばまつり」は、毎年3月に佐賀関漁港で開催されているお祭りです。佐賀関で獲れたブランド魚の関あじ・関さばを味わえます。なかでも人気なのが、獲れたて新鮮な関あじ・関さば・関ぶりを使った刺身定食です。祭り期間中は関あじ・関さばをはじめとする海産物、野菜や果物などの特産品販売コーナーが設置されます。
「二目川百手(ふためがわももて)まつり」は、室町時代から続く伝統民芸行事で、無病息災をご祈願する祭りです。毎年1月におこなわれており、羽織はかま姿の方が矢を放ち、その年の吉凶を占います。
老人ホームや介護施設では、施設職員が同伴してイベントに参加できる場合があります。お祭りに参加したい方は、事前に施設職員へ尋ねておくといいでしょう。
大分市の高齢者支援制度
大分市で展開される高齢者の支援制度をご紹介します。
生活支援ホームヘルプサービス
大分市では「生活支援ホームヘルプサービス」を実施しています。ヘルパーが訪問し生活援助、身体介護をするサービスです。介護保険対象外で、なおかつ2つの条件のいずれかに該当する方が対象者です。
- 介護認定申請で「自立」と判定された、65歳以上の1人暮らしの高齢者または高齢者のみの世帯。
- 60~64歳で介護保険に定める特定疾病には当てはまらない、要支援・要介護状態の方。
6カ月を派遣期間の上限として、生活援助のサポートを1回1時間まで、週1回利用できます。1時間あたりの費用負担は400円で、生活保護法の被保護世帯だと無料で利用できます。
参考:大分市「生活支援ホームヘルプサービス」
日常生活用具給付・貸与事業
在宅で暮らす高齢者に向けて、日常生活をサポートできるように大分市では日常生活用具の給付・貸与を実施しています。地域包括支援センターから申請すると、火災警報器や自動消火器、電磁調理器、シルバーカー、特殊寝台、車いす、歩行器などを借りられます。
ただし世帯の所得税額によっては利用できなかったり、利用者に費用が発生したりする場合があります。
参考:大分市「日常生活用具給付・貸与事業」
愛の訪問事業
75歳以上の一人暮らしをしている高齢者を対象に、2日に1回(日・祝を除く)乳酸菌飲料を配達する事業です。利用者負担は無料で、同時に安否確認をしてくれます。
参考:大分市「愛の訪問事業」
大分市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
大分市で希望する老人ホーム・介護施設が見つからない場合は、隣接する別府市、臼杵市、竹田市、豊後大野市、由布市でも探してみてください。