まとめ

介護者同士をつなぐ「ケアラーズカフェ」

介護をしている人が集まり、情報交換や息抜きができる場としてひらかれている「ケアラーズカフェ」。いったいどんなところなのでしょうか。

ケアラーズカフェ

ケアラーズカフェって何?

介護に携わっている人たちが集い、情報交換をしたり、息抜きをする場「ケアラーズカフェ」。主に在宅介護者のことを「ケアラー」と呼び、ケアラーたちが集まることからその名がつきました。

近年、じわじわとその数を増やしているケアラーズカフェとは、いったいどんなところなのでしょうか?

ケアラーズカフェってどんなところ?

ケアラーズカフェは、カフェのように飲み物や軽食をいただきながら、介護について語り合ったり、介護者同士で交流を深め合ったりすることができる場所。カフェといっても一般的なカフェやレストランのように毎日営業しているわけではなく、月に一度、毎週水曜日に…など、定期的に開催されるのが一般的です。会場となるのも、レストランや地域のコミュニティスペース、個人の自宅を利用したものまでさまざま。認知症患者が集まれる「認知症カフェ」のように、介護中の人たちが立ち寄れるよう開かれています。

ケアラーズカフェの魅力って?

ケアラーズカフェの魅力は、集まる人たちみんなに介護への理解があるという点です。介護の悩みはデリケートで、なかなか他人に打ち明けにくいもの。ですが、介護に携わる人同士であれば、悩みを打ち明けることだって、介護の先輩からのアドバイスをもらうことだって叶います。

介護者たちがふらっと立ち寄れる居場所があれば、介護うつや虐待を未然に防ぐことに繋がるかもしれません。

「介護者のケア」にも目を向けて

一方で、ケアラーズカフェの運営には課題もあります。それは、自治体や国からのサポートがほとんど受けられないこと。コミュニティスペースなどを活用するのではなく、一般的なカフェのように日常的にひらかれているタイプのケアラーズカフェは、全国に約20ヶ所。いずれも経営は厳しく、ボランティアの協力によってようやく運営できているという現状があります。「介護者へのケア」にももっと目を向け、ケアラーズカフェのように介護者をケアする取り組みにも、公的なサポートが必要です。

ケアラーズカフェが孤独な介護者をつなぐ

介護が原因でうつになってしまったり、介護疲れから虐待にはしってしまったり…事情はさまざまですが介護に思い詰めてしまう人はけっして少なくありません。

介護をひとりで抱え、介護のために職を手放したり、趣味をセーブしてしまう。人づきあいの機会や、自分の時間が失われていくうちに、いつしか孤独を感じるようになってしまう。だからこそ、介護を分かち合い、悩みを打ち明けられる相手がいる環境が大切です。ケアラーズカフェのような取り組みが日本中に広がり、孤独になりがちな介護者を救うきっかけになるといいですね。

シノヅカヨーコ

この記事の寄稿者

シノヅカヨーコ

家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らしです。  子育てをしながら育児や暮らしにまつわる話題を中心にライターとして執筆活動をしています。

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