差し入れしたい!でも、これってOK?
介護施設に入居中の方を訪ねる際、手ぶらではなんだからとちょっとした差し入れを持参することは多いかと思います。入居者から「あれ買ってきて!」とリクエストされるなんてこともありますね。私もこの間、施設に入居中の祖母にゼリーを差し入れたところです。
でもこの差し入れ、OKのところもあればNGのところもあるようですよ。介護のほんねに寄せられた口コミから、施設の差し入れ事情をのぞいてみたいと思います。
差し入れOK!でも、介護施設ごとのルールには従いましょう
まずは差し入れOKとしている施設の口コミから見ていきましょう。一つ目の施設は福岡県八女郡広川町の『特別養護老人ホーム 彌栄苑』。
「施設の方に事前に何を持ってきたか説明すれば、差し入れは基本的に何でもOKのようです。叔母はチョコやクッキーが好きなのでよく差し入れています」
− 「特別養護老人ホーム 彌栄苑」に寄せられたチエ子おばあちゃん(女性/30代) さんの「家より快適に過ごせる家のような場所」より
差し入れOKとしている施設では、特に制限のない人であれば基本的に何を差し入れしても構わないよう。ですが、病気で食べれるものが限られていたり、あまりに量が多いと職員さんから説明を受けるかもしれません。そんなときは、きちんとその指示に従いたいですね。
また、本人が食べるのをコロッと忘れていたりすることもあります。賞味期限の短いものを差し入れする場合、報告する決まりがなくても施設の人に一声かけておくとよいでしょう。
兵庫県姫路市の『グループホーム サザンツリー』は、差し入れOKな量があらかじめ決められているそう。
「差し入れを持っていくとしても面会者とその入居者の分のみです。差し入れ時のゴミは各自持ち帰りで、差し入れの量はその面会の時に食べ切れる量と決められているようです。(衛生上の問題もあってか、部屋に食べ物を置いておく場所がありません)」
− 「グループホーム サザンツリー」に寄せられたmiryu(女性/30代)さんの「スタッフの対応がすごく丁寧で雰囲気のとても明るい施設」より
これなら、食べ残しや食料のため込みを気にかける必要もなく安心ですね。
差し入れNG!それは入居者のことを考えているからです
次に差し入れNGとしている施設の口コミ。まずは神奈川県横浜市にあるグループホーム『清風荘』。施設で出される食事はボリューム満点で、入居者のおなかを満たしているようです。
「量はたっぷりあって、栄養も考えられ良かったと思います。本人は味が薄いと言っていたので好物のおかずを差し入れしようかと考えましたが、規則で食事の差し入れはできないと聞いたので諦めました。」
− 「清風荘」に寄せられたかわこ(女性/40代)さんの「コスパが良いアットホームなホームです」より
高齢者向けの食事は塩分や脂質の量が考慮されている場合が多く、しっかりした味付けを好む人にとってはちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれないですね。入居者の声を聞くとぐらりと心が動きそうになりますが、なによりも本人の健康のためですから、差し入れNGという施設のルールに従いたいところです。
岩手県下閉伊郡にある『特別養護老人ホーム 平安荘』さんには、こんな口コミが寄せられていました。
「以前はゼリーや飲み物の差し入れを入居者にしていましたが、今は入居者の病気のためか、差し入れを断わられました。」
− 「特別養護老人ホーム 平安荘 」に寄せられたはるまま(女性/30代) さんの「温かい空間」より
本人の状態によっては、それまでOKだった差し入れがNGとなることも。ですが、これって本人の健康状態をきちんと管理する上でとても大切なことですね。
入居先が決まったら差し入れのルールの確認を
差し入れOKでもNGでも、施設のルールはきちんと守ることが大切。入居が決まったらスタッフの方に差し入れしてもよいか確認しておくとよいでしょう。
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この記事の寄稿者
チヴェッタ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。