味覚が鈍くなった高齢者が好むのは「濃い」味
加齢とともに鈍くなっていく味覚。特に塩味を感じにくく、徐々に濃い味を好むようになっていきます。そうなると心配なのが塩分の取り過ぎ。冷凍食品やレトルト食品は手軽に食べられますが、たいてい味の濃いものが多いですね。こういった食品は、健康を考えるとちょっと控えたいところ。かといって極端に塩分を控えると、味がしなくて、食事そのものを楽しめなくなってしまいます。
調理に一工夫で塩分の取りすぎを防ぐ
そんなときにおススメなのがレトルト食品や冷凍食品などに野菜やきのこをチョイ足しして塩分のバランスを整えるアイディア。普通のレトルト食品や冷凍食品をおいしく、しかもヘルシーに食べられる調理法とあって、かなりの人気のようですよ。
高齢者向けに食べやすく調理されたレトルト食品も
明治食品は高齢者に不足しがちな亜鉛をプラスした、高齢者向けのレトルト食品を販売。一食で一日に必要な亜鉛の20%が摂れるそうです。
味は和洋中あわせて全14種類。やわらかく、かみやすい大きさの具材で味わいにもこだわっています。パッケージもユニバーサルデザインを採用するなど、高齢者への配慮もしっかりなされています。とろみ、粘度、やわらかさなど、誤嚥を防ぐ工夫があり、介護者にとっても強い味方になりそうです。
高齢者向けに栄養価を整えた冷凍食品シリーズとは?
レトルト業界が高齢者向けの食品開発に力を注ぐ中、冷凍食品業界も負けてはいません。ニチレイが販売するのは、主菜と副菜をセットにしてレンジでチンするだけで食べられる『だいじな食事』シリーズ。『若鶏のグリルトマトソースセット』などのおいしそうなメニューが並びます。全10種類ある商品の栄養価も高齢者向けに設定。自活しておられる高齢者の方が、ちょっと簡単に済ませたいなと思ったときに使ってみてはいかがでしょう。また。火も使わなくていいので、家族にとっても安心できる商品です。
出典:http://www.nichireifoods.co.jp/
ご自分で料理する高齢者にとっても、一緒に暮らす高齢者のケアをするご家族にとっても、ときどき頼りたくなるレトルト食品や冷凍食品。うまく活用して無理のない食生活を楽しめるといいですね。
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この記事の寄稿者
ロビン
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。