まとめ

「アルツハイマー型認知症」と「レビー小体型認知症」違いは何?

介護の現場でもよく見かける「アルツハイマー型認知症」と「レビー小体型認知症」。原因・症状・対応法など、簡単なポイントを押さえておきましょう。

「アルツハイマー型認知症」と「レビー小体型認知症」違いは何?

2つの認知症についておさらい!

現在の日本の認知症患者は約460万人。
ここでは認知症患者のうち約半数を占める「アルツハイマー型認知症」、そして「レビー小体型認知症」の特徴をそれぞれまとめてみました。

「アルツハイマー型認知症」
アミロイドβが脳内に溜まることが原因で起こる認知症。老人斑と言われるシミが脳内に出来るのが特徴的。神経伝達物質の減少や脳の委縮によって、認知機能の低下を引き起こします。

「レビー小体型認知症」
脳内にレビー小体が発生して起こる認知症。神経細胞が徐々に死滅し、「幻視」が見られるのが特徴的です。
出典:http://kusuri-jouhou.com/

アルツハイマー型認知症

  • 症状:初期は認知機能の低下から始まる。症状が進むにつれて歩行障害や言語障害があらわれ、最終的には寝たきりになる。
  • 発症傾向:女性の発症率が高い。高齢になればなるほど発症しやすい。
  • 進行:比較的緩やかに進行していく。
  • 服薬:病状の進行を抑制させるのに有効なドネぺジル(※)を投与。
  • 対応:服薬管理は家族や介護者が行いましょう。 また、初期段階では本人が自分の認知機能の低下に気付き、不安を感じたり自信を無くしているケースが多く見られます。人生の先輩に対してこちらから教えを請う、というスタイルなら相手の尊厳も保たれます。幼児語や子供に接するような態度は禁物!
  • 出典:http://adinfo.tri-kobe.org/

    レビー小体型認知症

  • 症状:リアルな幻覚、妄想。パーキンソン病に似た身体症状も初期から見られる。
  • 発症傾向:男性の発症率が高い。
  • 進行:日によって症状が良くなったり悪くなったりするように見える。急激に進行する場合もある。
  • 服薬:幻覚や認知機能の低下にはアルツハイマー型の治療薬、身体症状にはパーキンソン病治療薬(※)を主に処方する。
  • 対応:幻覚、妄想は、興奮したり不安になると悪化します。 「○○が見える」と言いだしても頭ごなしに否定せず、それにどう対処したらいいのか一緒に考えましょう。また、転倒防止のため室内や床に物をあまり置かないようにしましょう。
  • 出典:http://www.dlbf.jp/about_dlb2.html

    大切なのは周囲のケア

    暴力や暴言などの周辺心理行動(BPSD)が出るかどうかは周囲の介護者や家族にかかっています。
    認知症は「後天的な要因によっていったん発達した知能が逆戻り」する病気。
    以前はできていた事が出来なくなる本人が一番つらいはずです。本人、家族、介護者でチーム一丸となってケアに当たりましょう。
    出典:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/

    ※服薬については必ず医師の診断の元、指示に従ってください。
    ポッポ

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    ポッポ

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