まとめ

真冬なのに薄着!? それって認知症かも

昔は真冬でも半袖半ズボンで元気に過ごすクラスメイトっていましたよね。けれど、大人になるとその薄着も要注意。そこには認知症が隠れているのかもしれません。

冬の薄着は認知症のサインかも

これも認知症の症状なの!?

さっき聞いたことを忘れてしまう記憶障害、今いる場所がわからなくなる見当識障害。これらは認知症でみられる症状のひとつとしてよく知られていますよね。では、真冬なのにいつも薄着で過ごしているおじいちゃんおばあちゃんがいたら...!? 実はこれも認知症の症状のひとつかも。もしかしたら今まで気づかれていないだけで、実はすでに認知症なのかもしれません。

なんで真冬なのに薄着なの?

年齢を重ねていくと、暑さや寒さの変化を感じにくくなってきます。けれども、季節はわかっているので服装が乱れることはあまりありません。風邪をひくことも考えて、暖かい格好をしておこうという判断もできます。

一方、そこに認知症が隠れているとどうなるか。判断力が低下しているので、寒くないという感覚を第一に行動してしまうのです。その結果、季節と服装がちぐはぐでも特別気にならないし、寒いと感じないために薄着のまま過ごせます。周りから服を着るように言われたとしても、なぜ着る必要があるのか、その理由がわからない場合も多いようです。

出典:http://www.town.shirosato.lg.jp/

薄着は受診のシグナル

季節外れの薄着には認知症の可能性が隠れています。様子を見るよりも、まずは「こんな症状があるんだけど」と、かかりつけ医や専門医に相談してみましょう。一人暮らしのご近所さんであれば、自治体や地域包括支援センターに連絡を入れて対応をお願いすることができますよ。

薄着のままじゃ心配…いったいどうすればいい?

寒さを感じないのだから、薄着なのは仕方のないこと。けれども家族や周りの人はちょっと心配ですよね。ただ、無理に着せようとするのは逆効果。本人が自分の行動を否定されたと思ってしまったら、それから先のかかわりがうまくいかなくなる場合があるからです。そんなときは、まず身の回りの整理整頓を手伝ってあげましょう。衣替えをして、季節に応じた洋服だけが出ている状態に整える。そうすれば、本人はそこから着たい洋服を選ぶようになります。
それでも薄手のものを着たいというときは、保温効果の高い素材のものに置き換えてみるのもいいでしょう。周りの人がちょっとだけ先回りして環境を整えることで、その人に直接特別な手をかけなくてもうまくいくことがあります。

また、薄着でも風邪をひくことがないのであれば、無理に着せる必要はありません。これは、お世話を諦めたわけではなく、その人の行動や症状をきちんと見守った結果。介護する人もがんばりすぎないようにしたいですね。

チヴェッタ

この記事の寄稿者

チヴェッタ

介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。

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