まとめ

車いすでのお出かけ。階段しか見当たらないときはどうする?

バリアフリー化が進んでいるとはいえ、既存の施設の整備はなかなか難しいもの。車いすで外出したのはいいけれど、目の前に階段しかなかったら?

車いすで階段を登る方法

階段しかない!どうしよう!

車いすユーザーの外出に欠かせないのが、車いすでも移動可能なルートの下調べ。ここ10年で公共交通機関のバリアフリー化も進み、以前よりも移動がスムーズになった地区があるかもしれませんね。この背景にあるのは、平成18年に施行されたバリアフリー新法。これは誰もが円滑に移動できる環境を整備するための法律で、公共交通機関もバリアフリー化の基準に適合させることが義務づけられました。ただ、既存の施設では新たなエレベーターやスロープの設置が難しい場合も

階段しかない場所で車いすユーザーはどのように移動しているのか、ちょっとみていきましょう。

その1. 車いすに乗ったままでも大丈夫!階段昇降機

手すり部分が何やらレールの形状をしている階段を見かけたことはありますか?それはおそらく車いす用の階段昇降機が設置されている階段。JR東日本では、メーカーと共同開発した「エスカル」という階段昇降機を導入しています。

ガイドレールから取り外しができるので、歩行者の妨げにはなりません。メーカーによっては壁際にコンパクトに収納できるタイプもあります。階段昇降機を利用したいときは駅員さんに声をかけ、操作をお願いします。

その2. 車いす対応エスカレーター

車いすで利用できるエスカレーターもあります。数段分のステップが一つのフラットなスペースとなり、そこに車いすが乗ることで上り降りできるんです。駅などで利用する際は、安全のため必ず係員に介助してもらいましょう。

その3. 昇降機もエスカレーターもない。そんなときはやっぱり人の力で

最後に頼れるのは人力。駅構内であれば駅員さんに介助をお願いできます。車いすユーザーに移動支援従事者(ガイドヘルパー)が同行していれば、その人の指示に従って介助します。必要な人数は大人4人、少なくても3人。力を合わせて車いすを持ち上げ、階段の上り下りを行います。車いすのハンドルと前輪の上部をしっかり支え、車いすユーザーに恐怖心を与えないよう慎重に進めていきます。

ただし、車いすの扱い方をきちんと把握しないまま介助をすると、大きな事故につながってしまう恐れも。助けたい気持ちはあってもプロがいなければ無理は禁物です。安全を考えた選択をすることも大切ですね。

チヴェッタ

この記事の寄稿者

チヴェッタ

介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。

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