今回の週末は熱海の森へ
チェーンソー仲間であり、災害ボランティアの仲間でもある人生の大先輩から、週末に熱海の森で伐木のボランティアをしないか?とお誘いを頂戴しました。私自身は災害地域でチェーンソーを使ったボランティア活動に参加した経験はありますが(その様子はこちら)、こういった山林保護のボランティアでの伐木経験が無い。これはとても良い経験になると思い、二つ返事で参加のご返事をさせて頂きました。
早朝に熱海で待ち合わせをし、一路山の中へ・・・
伐木現場までは、登山に慣れた人の足で15分~20分程度。普段山登りなどしていない私に、作業の資機材の重さが追い打ちをかけ、現場に到着する頃には体力をしっかり消耗しヘロヘロになってしまいました。こんな所です・・・! なんとか現場に到着し、少し休憩をとったあと作業開始です。
無造作に生い茂った木を伐り、植栽された苗木たちにしっかりと日が当たるように明るい場所を確保します。
もちろん無造作に伐木するのではなく、植栽された苗木を傷めないように、周囲の状況をきちんと鑑みながら、どの木を伐るかをしっかりと教えてもらいながら伐木作業をします。 木がどちらに傾いているのか、どこに倒すのが良いのか、しっかり自分の目で、木の重心を真下から見極めます。 倒す方向を決めたら、周囲に注意を払ってチェーンソーで伐木です。
倉庫もつくりました
伐木以外にも、森林ボランティアの皆さんより「伐木した木材で倉庫になる小屋を造りたいので、指定したサイズに玉伐りしてほしい」とのご依頼を受け、作業を行いました。 倉庫造りです。 伐木作業以外にも、風で倒れてかかり木になっている木をロープを使って倒しておくことも大切な作業のです。木の生命
今回は何本かの木を伐木させて頂きました。災害地域の土砂崩れなどで倒れた木を伐るのではなく、生きている木を伐木させて頂くことは、その植物である木の生命を断つことでもあります。今回は心を込めて1本1本伐らせて頂きました。本来プロの林業の方々は、伐木作業をする際にはちゃんと山の神へ祈りを捧げて作業をされると聞いたことがあります。 漁師さん達は海の民であり、海の神に祈りを捧げ漁をされますが、日本国土の大半を占める山々の地域には山岳信仰が根付いており、私も何十年後のこの山に植栽された木々が育っていることを山と木に祈りつつ、昼過ぎに作業を終了させて頂きました。 おしまい・・・!
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この記事の寄稿者
田中宏信
(株)エイジプラス 東京支社長兼関東有料老人ホーム紹介センター主任相談員。介護施設の紹介業をしつつ、プライベートでは全国の被災地へ出かけてボランティアをしてます。