家族で情報を共有するって大変!
ある日突然始まる親の介護。初めての介護に加え、一気に増えるコミュニケーションに戸惑う方も多いのではないでしょうか。介護保険関係の手続きや医療・福祉関係の人たちとのやりとりはもちろん、離れて暮らす家族や親族への相談も必要に。例えばお医者さんに聞いた話を兄弟・姉妹に相談するとき、同じ話を何度も繰り返さなくてはなりませんよね。もう、これだけでもぐったり疲れ果ててしまいそうです。
そんな中、最近ではこのような介護中の家族のコミュニケーションを助けてくれる情報サービス・アプリがいくつか登場しています。スマホやパソコンから手軽に情報共有できる話題の2つのサービスをご紹介します。
離れて暮らす家族と情報をシェアする「DaisyCircle(デイジーサークル)」
「DaisyCircle(デイジーサークル)」はカシオ計算機株式会社が開発した情報シェアツールです。介護サービス事業者が介護される方ごとにグループを設定し、そのグループに招待する人を管理します。家族や介護スタッフはこのグループに招待されることで、介護される方の情報共有ができます。画像の貼り付けもできる掲示板機能や、必要な相手に文字で連絡できるメッセージ機能があり、離れて暮らす家族にも介護の様子が「見える」ツールとなっています。
これなら家族の間でも利用者さんの状態が一目瞭然ですよね。Android版は7月7日、iPhone版も8月31日に公開されたばかり。利用料無料のトライアルを12月31日まで実施しているので、気になる方は試されてみてはいかがでしょうか。
介護家族に必要なアレやコレを共有できる「おやろぐ」
「おやろぐ」は、株式会社コミュニケーターが運営する介護家族のための情報管理ツールです。1契約で介護家族9人まで使うことができ、契約者やその家族、介護関係者の間で情報を共有できます。介護に関するさまざまなスケジュールから、お金、介護される方の日々の健康状態など幅広く管理が可能。「お金の記録」機能では、確定申告に提出する医療費控除の計算書も作成できるそうですよ。
この「おやろぐ」にアクセスすればそこにある情報をダイレクトに共有できるので、認識のずれも少なくすみそうです。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからアクセスできるのも便利ですね。こちらも1ヶ月の無料体験ができるそうですよ。
コミュニケーション上手が支える介護
これらのツールを使えば、離れて暮らす家族との情報共有に費やしていた時間も大幅に減らすことができそうです。SNSやFacebookに慣れた私たち。介護の情報も上手に共有してコミュニケーションをはかっていきたいですね。
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この記事の寄稿者
ノック
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。