動物・生物の寿命ってどれくらい?
長寿を祝う言葉として有名な「鶴は千年、亀は万年」。ツルもカメもここまで長生きではないのは何となくわかるものの、実際の寿命ってどのくらいなんでしょう?動物・生物の寿命についてみていきたいと思います。
それでもカメの寿命は長かった!~ツルとカメの寿命~
みなさんがイメージされるツルといえば、おそらく国の特別天然記念物でもあるタンチョウ。平均寿命は20~30年です。ツルの仲間で一番寿命が長いものはアフリカに生息するカンムリヅルで50~60年とされています。
一方のカメ。ペットショップなどで良く売られているミドリガメはミシシッピアカミミガメの子どもで、寿命は25~40年だそうです。カメの中で一番長生きなのはガラパゴスゾウガメ。平均寿命は100歳以上で、脊椎動物の中では最も寿命が長いそうです。
いずれも1000年には届かなかったものの、野生動物のなかでは比較的寿命が長いほう。人の平均寿命をゆうに越してしまうカメは、やはり長寿のシンボルといえますね。
ペットにも高齢化の波が!?犬や猫の平均寿命が延びている!
ペットとして飼われている犬と猫を対象にした全国犬・猫飼育実態調査。それによると、犬の平均寿命は約14.2歳で、猫は約15歳となっています(「平成26年度 全国犬・猫飼育実態調査」より)。室内で飼われ、食べ物にも気遣うようになるなど、飼育環境はずいぶん改善されてきました。そのため、犬や猫の平均寿命もジワジワと延びてきています。トイ・プードルやミニチュアダックスフンドなどの超小型犬では20年ほど生きるものもいるんだそう。犬や猫の14歳は人の年齢でいうところの72歳。20歳ではなんと96歳にあたり、かなり高齢なことがわかりますね(「獣医師広報板平成21年版」より)。
最近では、認知症の症状が出たり足腰が弱って歩けなくなる高齢犬も増えてきているようです。少しでも長い時間を一緒に過ごせるのは飼い主としても嬉しい反面、介護の問題に直面することも考えておかなければならないですね。
では、世界でもっとも長生きな生物って?
人間の最高齢として記録に残っているのは122歳164日。ほかの動物・生物でも、平均寿命を超えて生き続けている個体は存在します。「最も古い軟体動物」としてギネスブックに登録されているのは、アイスランド沖で発見された二枚貝。なんと推定507歳なんだそうです(国立国会図書館レファレンス協同データベースより)。
植物まで対象を広げると、屋久島の縄文杉など樹齢千年を超える樹木が世界各地に存在しています。もしかしたらまだ発見されていない、もっと長寿な動物が存在するのかもしれませんね。
介護のほんねは介護に関する疑問を払拭する【介護まるわかりガイド】をスタートしました
さて今回はあらゆる生き物にまつわる寿命についてご紹介しました。人間だって、もうすぐ「人生100年時代」が到来するといわれています。2019年の日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性81.41歳となりました。そこで介護の需要が高まっているのが現状です。特に両親が70代に突入した場合、疾患にかかってしまったり、骨折などのケガをしたりと、介護のリスクは徐々に高まっているのです。
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この記事の寄稿者
チヴェッタ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。