初心者は迷うことも多い介護の仕方
住み慣れた我が家で家族とともに過ごせる在宅介護。特別養護老人ホームの待機者が増えていることなどもあり、訪問介護サービスなどを利用しながらご家族を在宅で介護する人が増えてきました。しかし、ヘルパーさんがいない夜間など自分で介護をすることになった時、どうすればいいか戸惑う方も多いのではないでしょうか。そんな家族の介護をすることになった介護初心者にオススメの介護技術を学ぶ方法をご紹介します。
家族向けの介護教室で、ベーシックな介護技術を習得しよう
家族介護教室は、「介護方法や介護予防、介護者の健康づくり等についての知識・技術を習得させるための教室(厚生労働省資料より)」です。家族を介護している方やその介護者を支える方、介護に興味のある方などが無料で参加でき、初心者向きです。
一年を通してじっくり学べるものから、スポット開催されるものまで、自治体によって期間や内容もさまざま。自治体が発行するお便りやホームページなどで詳細を確認することができます。介護の技術だけでなく、在宅介護で生じるストレスと向き合い解消する方法などが学べるところもあるようです。
より専門的な知識と技術を得たいなら、介護職員初任者研修がおすすめ
家族介護教室よりも専門的な内容を学べるのが介護職員初任者研修。これから介護職を目指す方や、スキルアップを目指す介護職の方が受講する研修で、以前のホームヘルパー2級に相当する資格です。近ごろでは家族の介護のために受講する方が増えてきているそう。講義と演習を組み合わせながら授業がすすむので、実践的なスキルを身につけることが可能となります。通学時間の確保が難しい方は、通信制を利用する手もあります。
ただ、家族介護教室は無料で開催されることが多い反面、初任者研修はそれなりに費用がかかります。ご自身の介護経験をほかでも役立てたい、介護がひと段落したらいずれは介護の分野で働いてみたい、そんな気持ちを抱いていらっしゃる方にはオススメです。
学ぶ中で介護仲間と出会えるのも魅力
手探り状態で始まった初めての在宅介護。分からないことが分からない、あふれる情報に翻弄されている方もいるかもしれません。そんなときには、似かよった状況にある方と話したり、経験談を聞いたりすることで、自分の中の情報が整理されることもあります。教室や研修で初心者に必要な技術を学べ、介護仲間も得られるかもしれません。介護生活の気分転換にもぜひ検討されてみてはどうでしょうか。
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この記事の寄稿者
チヴェッタ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。