なかなかいいお値段のする介護用品。だからこそいいものを選びたい。
介護用品はどれも値段がお高め。大切な方が体を預ける介護用品だからこそ、妥協はしたくないけれども、失敗もしたくないところです。
そんな方におススメなのが、保健福祉広報協会が行っている福祉機器の常設展示。いろいろな福祉機器が集められており、それらを試すことができたり、アドバイスをいただけたり。これから介護用品を買おうという方にはぜひ訪ねて欲しいスポットです。
地域の福祉関連施設で「常設展示」を体験しよう!
福祉機器の常設展示場は、地域の福祉関連の施設にあります。インターネットで「保健福祉広報協会の福祉機器常設展」を検索してみてください。各地域の介護用品常設展示場の場所、連絡先などの情報が得られます。そこでは介護用品に実際にふれて、試し、確かめることができます。
介護の必要のある方に実際に福祉機器を使ってもらい、使い勝手が良いかどうかをチェックできます。また担当者にレンタルがよいか、買ったほうがよいかの相談もできます。納得のいくまで質問して試したのち、販売店を紹介してもらいましょう。ベストな機器選びができると思います。
できないことではなく、できることに焦点を合わせたモノ選びを!
実際に介護用品を選ぶとなると、「できないこと」にフォーカスしがちです。けれども大切なのは、「できること」を伸ばすこと。例えば腰を浮かすことができるだけで、ベッドから車いす、介護用トイレまでの移動を、軽い介助のみで行うことができます。お尻を滑らせることができれば、トランスファーボードという器具を使うことで移動が可能です。
このように、できることを大切に守ることを考えたモノ選びをすれば、その人の自立心や自尊心にも配慮した介護用品を選べることでしょう。
介護用品を使い始めるにあたって…
これからはモノに頼って生活しなければならないという、うしろ向きな気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、介護をする方も介護をされる方も、今できることにフォーカスする。それだけで、自信をもって毎日を過ごすことができるのです。「お母さんは立つことができるから、歩行補助器を買おうね」。このような声掛けをされると、気持ちが沈んでいた方でも「それなら歩いてみようかな」という気持ちになれそうですね。介護用品を上手に選び、前を向いていきましょう。
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この記事の寄稿者
ロビン
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。