平均寿命は長いけど、健康寿命は…
世界でも有数の長寿国、日本。平均寿命は男性80.5歳、女性86.8歳です(厚生労働省平成26年簡易生命表より)。そして最近注目されているのは、健康寿命の方。健康寿命とは、健康上何の問題もなく自立した日常生活を送れる期間です。日本人の健康寿命は男女ともに平均寿命より10年ほど短く、今後平均寿命がのびても健康寿命が変わらなければ、長生きしても単に寝たきりや要介護状態の期間がのびることになってしまいますよね。
そこで日本人の健康寿命をのばそうと数年前から始まったのが、『スマート・ライフ・プロジェクト』。今年も「健康寿命をのばそう!アワード」への参加受付が開始されました。
出典:http://www.smartlife.go.jp/
そもそも「スマート・ライフ・プロジェクト」って何?
「スマート・ライフ・プロジェクト」のスローガンは「健康寿命をのばしましょう」。人生の最後まで健康的で楽しい生活が送れるよう、国全体で取り組む国民運動と位置付けられています。
このプロジェクトの中で特に重視されているのが生活習慣病の予防。「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」の3つのアクションを生活に取り入れることを推奨しています。平均寿命がのびるにつれ、生活習慣病にかかる方、それが原因で亡くなる方は年々増加傾向。生活習慣病患者を減らすための取り組みは避けて通れないということです。
そして、2014年度からは新たに「けんしん」が追加されました。定期的なけんしん(健康診断)と、がんなどを早期発見するためのけんしん(検診)。自分の体の状態と将来起こりうるリスクをしっかり把握することで、平均寿命と健康寿命の差を縮めることが期待できます。
「健康寿命をのばそう!アワード」は何?
こちらは、自治体や企業などの単位でスマート・ライフ・プロジェクトに取り組んでいる団体のコンテスト。特に優れた取り組みを行っているとして表彰された団体を、関連冊子で紹介。団体のパンフレットやホームページで「アワード受賞ロゴマーク」も使用できるそうですよ。
今回の募集要項は?
(『第4回健康寿命をのばそう!アワード<生活習慣病予防分野>実施概要』より)
受付は8月31日まで。団体会員さんの中には健康増進活動として卓球サークルを作ったり、ブルーベリー狩りをしたりとなかなかユニークな活動をするグループもあるようですよ。「それならうちも!」と思う企業や自治体の方、気軽に参加してみてくださいね。
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。