まとめ

手足口病、ヘルパンギーナ・・・子どもの病気、高齢者にもうつる?

「子どもしかかからない病気」というのは実際はあまりありません。特に免疫力の落ちている高齢者の方は要注意です。

子どもの病気

集団生活では心配な感染症

近頃、再び見直されるようになってきた子どもたちと高齢者たちが触れ合う異世代間交流。近所の保育園や幼稚園との交流に力を入れる老人ホームは増えてきました。以前こちらでも紹介した、幼老複合施設といったものも登場していますね。

子どもは高齢者からさまざまなことを学び、高齢者は子どもから笑顔と元気をもらう。異世代間交流にはこんなメリットがある反面、ちょっと心配なこともあります。それは集団生活につきものの感染症。子どもが病気にかかれば身近にいる大人もうつってしまうということは少なくありません。特に免疫力の落ちている高齢者は心配ですよね。
ここでは、大人への感染が心配な病気とそうでない病気の代表的なものをまとめてみました。

大人にうつりやすい病気、手足口病

手足口病は、「ウイルスへの感染により、口の中や手足などに発疹が出る病気」(医師たちがつくるオンライン病気事典MEDLEY「手足口病」より)。患者の90%が5歳以下の子どもなので、本来は大人にはうつりにくい病気といわれていました。ですが、感染力が非常に強いため大人に感染が拡大することもあります。トイレ後の手洗い・うがいを徹底し、タオルなどの共有は避けましょう。

詳しい予防法は、医師たちがつくるオンライン病気事典MEDLEY「手足口病の予防法とは?大人も感染するため注意!」へ

大人にうつりやすい病気、ウイルス性胃腸炎(ノロ・ロタなど)

年代問わずうつりやすいのがウイルス性胃腸炎。ノロウイルスに感染すると吐き気が目立ち、ロタの場合は下痢が目立つという傾向があるようです。
「高齢者や免疫の弱っている人が感染すると重症化する」(医師たちがつくるオンライン病気事典MEDLEY「ノロウイルス感染症」より)そうなので、子どもの便や嘔吐物にふれないよう、利用者の方に注意しておきましょう。

大人にうつるかもしれない病気、ヘルパンギーナ

夏風邪ともいわれるヘルパンギーナ。急な発熱、水泡、のどの炎症などの症状があらわれます。ノロ・ロタや手足口病ほどではありませんが、子どもに流行りやすい病気でもあり、決して大人にうつらないというわけではないのでこちらも注意が必要。
主な感染ルートは飛沫感染なので、手洗い・うがいの徹底を心がけましょう。

大人にはうつりにくい病気、咽頭結膜熱(プール熱)

咽頭結膜熱はプールの水で感染することが多いことから、プール熱と呼ばれています。例年、子どもたちが水遊びを始めるこれからの時期に流行するようです。
主な症状は「発熱」「咽頭炎(のどの腫れや痛み)」「結膜炎(目の充血や目やに、痛み)」など。5歳以下の子どもが発症することが多く、大人への感染はほとんどないでしょう。
とはいえ、通常は大人にはかかりにくいとされる感染症でも、高齢者の場合は注意が必要。これくらいなら大丈夫と過信しないことも大切です。

夏休み中はなにかと高齢者と子どもたちが触れ合う機会が多いかもしれません。そんな時、もしも気になる症状があったら、お互い感染を広げないよう気にかけてみてくださいね。

ポッポ

この記事の寄稿者

ポッポ

介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。

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