老人クラブってどんな組織?
老人会や敬老会など、いくつかの呼び名がある老人クラブ。これは地域の高齢者を中心とするあくまで自主的な組織です。全国老人クラブ連合会に加盟しているだけで11万団体、会員数は670万人。現代の老人クラブは、戦後復興期に自然発生的に誕生した組織の流れを汲んでいるそうですよ。さて、この老人クラブは
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ご近所さんたちとめいっぱい楽しむ、それが老人クラブ
全国老人クラブ連合会の下には「都道府県・指定都市老連」「市区町村老連」「単位クラブ」という組織があります。そして会員が実際に活動を行うのはこの単位クラブごと。日頃から声をかけ合い、歩いて集合できるほどご近所に住む方たちの集まりです。みんな顔見知りということで、日常的に囲碁や将棋、ゲートボールなどを楽しんでいるようですよ。お花見会やカラオケ、親睦旅行など季節ごとの行事も欠かせません。また、自治体の介護予防教室がこの単位クラブごとに開催されることも。
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地域の見守りにも一役
彦根市の彦富町老人クラブは、自治会と協力して積極的に地域奉仕活動に取り組んでいます。子ども図書館や宅老所の運営に関わり、地元の伝承誌の刊行に協力。また、子どもたちの通学を見まもるあいさつ運動や、ひとり暮らし高齢者の安否確認を行う戸たたき訪問にも参加しています。老人クラブは地域の見守りの目としても機能しているようですね。出典:http://www.kenkounippon21.gr.jp
老人クラブに入りたいと思ったら?
老人クラブ加入を希望する方は、市区町村老連や地域の単位クラブに問い合わせてみましょう。市区町村役場のホームページのほか、市報・回覧板などにも時々掲載されていますね。基本的には60歳以上が対象ですが、それ以下の方でも賛助会員や準会員として加入できるケースがあるようです。会費や徴収方法はクラブによって違いますが、おおむね年間1000~5000円程度みておきましょう。1998年にピークを迎えた老人クラブ数と会員数。残念ながら2012年までに約2万クラブ、200万人の会員が減少しました。60歳を過ぎてもまだ現役の方が増えたことや、娯楽が多様化したことも原因かもしれませんね。ですが、地域の仲間たちと親交を深めながら地域に貢献するというのもまた、有意義な老後の過ごし方のひとつですよ。
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。