ドリップコーヒーにドーナッツ、コンビニの進化が止まらない
今ではどのコンビニでも見かけるようになったドリップコーヒー。ビジネスマンやOLを中心に、「お買い物ついでに手ごろで美味しいコーヒーがいただける」と人気を集めています。最近ではコーヒーと一緒に楽しめるようなドーナッツの販売も始まるなど、続々と新たな試みがスタートしていますね。そして多彩な進化を遂げているコンビニの次なるターゲットは「高齢者」。コンビニがはじめている高齢者向けのサービスをご紹介します。
ローソンでは介護事業者と連携したサービスを開始
2015年4月、ローソンは埼玉県川口市内に介護事業者「ウイズネット」と提携した店舗「ローソン川口末広三丁目店」をオープンしました。店内には、ケアマネジャーによる相談窓口と、地域のイベントやサークル活動に活用できるサロンスペースを併設。地域の相談窓口を訪れなくとも、コンビニ店内で気軽に介護相談ができるようになるのは魅力ですね。同店では、介護食やおむつなどの介護関連商品や、高齢者の嗜好に合わせた和菓子などを豊富にラインナップ。24時間営業のコンビニで、介護関連商品の取り扱いがあるのは心強いものです。また、お菓子を購入してサロンで楽しむなど、高齢者の憩いの場にもなりそうですね。
ローソンの試みる「介護コンビニ」は今後も拡大予定。2017年度末までに30店舗の介護拠点併設型コンビニの出店を目指しているようです。
出典:http://www.wis-net.co.jp/
ファミリーマートはドラッグストア併設店舗を拡大
ファミリーマートはドラッグストアや調剤薬局と提携し、「医薬品を取り扱うコンビニ」事業を拡大中。日用品や健康食品が24時間手に入るようになるのは便利ですよね。薬剤師のいる調剤薬局も併設されているので、薬をもらいに行くついでに買い物も…なんてことも叶いそうです。ファミリーマートは2014年5月末時点で13社のドラッグストア・調剤薬局と20店舗の一体型店舗を展開しています。今後の拡大にも期待できそうですね。
出典:http://www.family.co.jp/
コンビニの宅食サービスが大人気に
ファミリーマートではこのほかにも高齢者向け宅配弁当業者を子会社化し、一部地域で高齢者向けに宅配サービスを行っています。コンビニの商品も合わせて頼むことができるので、おつかいを頼む感覚で利用することができるのは嬉しいところ。セブンイレブンにはセブンミールという弁当宅配サービスがあり、こちらも支持を得ています。このように定期的に訪問することは、おひとりさま高齢者の安否確認にも役立ちそうです。
出典:http://www.family.co.jp/
年々増えています 高齢者のコンビニ利用
「コンビニは若者が利用するもの」というイメージは今となっては古く、高齢者のコンビニ利用数は年々増加傾向にあるのだそう。昼夜問わず商品が手に入るだけではなく、介護相談ができたり、医薬品まで手に入るようになったりと、ますます便利に進化を遂げていくコンビニ。コンビニが高齢者で溢れかえる日はそう遠くないのかもしれません。
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この記事の寄稿者
シノヅカヨーコ
家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らしです。 子育てをしながら育児や暮らしにまつわる話題を中心にライターとして執筆活動をしています。