毎年11月11日は、「介護の日」です!
ご存知でしょうか?11月11日は介護の日だということを。長らく介護の現場にいる方ならよく知っているかもしれませんが、まだまだ一般への認知度が低いこちらの記念日。どんな目的で、誰がいつ制定したのでしょうか?介護の日だからこそ知っておきたいことをご紹介します!
6年前に厚労省がスタート
「介護の日」ができたのは今から6年前です。当時の厚生労働大臣により制定されました。11月11日になったのは、コンセプトである「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」のいい(11)日、いい(11)日から。この日をキッカケにもっと多くの人に介護のことを知ってほしい、考えてほしい、大切にしてほしい、そんな願いで作られた日です。
11月11日に決まるまでは、7月7日や3月15日なんていう案もあったみたい。3月15日、というのは「みなかいご」から来てるそうです。けっこうバラバラでしたが、厚労省が意見を募集して11月11日に決まったそうですよ。名前が「介護の日」になったのも意見募集の結果なのだそうです。
出典:http://www.mhlw.go.jp
いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう
2014年8月時点で要介護(要支援)の認定を受けている人の数は、全国で約600万人。介護認定を受けていなくても自宅で家族等に介護されている方はたくさんいらっしゃるはずですから、実際にはもっとたくさんの方が介護されているのかもしれません。そのおひとりおひとりの周りには、たくさんの介護する方・支援する方がいる。日頃から介護に密接に関わっている人たちには本当に感謝です。出典:http://www.mhlw.go.jp
もちろん、今となっては直接介護や支援をしている人だけでなく日本にいるすべての人がなにかしら介護と関係しています。
まだまだ縁遠いなと感じている方も今日だけはそんな事実にちょっとだけ想いをはせてみませんか?介護している人や支援している人に感謝すること、家族の中で中心的に介護をしている人がいたら今日は代わってみたりほかの家事を分担したりしてみること、まわりの人に協力できることがあったら手を差し伸べてみること。今日という日をキッカケにそんな暖かいつながりが全国あちこちで生まれると良いなと思います!
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この記事の寄稿者
横尾千歌
「介護のほんね」ディレクター。介護の用語や介護関連の仕事のこと、高齢者向けの住宅事情など、今まで縁遠かった人でも読みやすいよう図や絵とともに情報を発信します。