まとめ

介護の大変さは「介護度」では決まらない

「介護度が上がったから介護が大変になる」「介護度が低い割に介護が大変・・・」みなさん、介護度という数字に振り回されていませんか?

介護の大変さ

介護の大変さは介護度で決まる・・・?

その人がどれくらい介護サービスを必要としているかによって決まるのが、「要支援1」や「要介護3」などの介護度
それでは、介護をするご家族の「大変さ」はどうやって決まるのでしょうか?
介護度が高い方ほど介護サービスを必要としているわけですから、当然、要介護1より要介護3、そして要介護5と、介護度が上がるにつれて家族の苦労も増えていく・・・と思いますよね。でも実際に家族の介護をしている方は、「介護度」と「大変さ」は比例しないと感じているようです。
出典:http://www.mhlw.go.jp/

介護の大変さを決めるのは「時間」?

要介護1で常時介護を必要としている方は1割程度。一方、要介護5と判定を受けている人の半数以上は常時介護が必要な状態です。これだけ見ると、少なくとも「介護度」と「介護にかける時間」は比例しているように見えます。ですが、「必要な時だけ手を貸せばいい」要介護5の方もいれば、常時介護が必要な要介護1の方もいます。つまり、介護にかける時間は介護度によって長くなる傾向はあるものの、かなり個人差が大きいということですね。
出典:http://www8.cao.go.jp/

「時間」とも「介護度」とも比例しない認知症介護では?

一方、認知症介護の場合はどうでしょうか?
認知症の症状が進行したうえに寝たきり状態になり、要介護5認定を受けている方。排せつ・食事・着替えなど全てにおいて介護が必要ですから、当然ご家族も目が離せません。常時介護が必要な状態となり、当然介護にかける時間は以前より増えてくるはずです。
ですが、中には「以前より介護が楽になった」と感じる方もいるようです。例えば要介護1〜3と認定されていた時期は、ちょうど徘徊や暴言・暴行などが出やすい頃。一番介護のつらさを感じやすい時期です。
そう考えると、「介護にかける時間=大変さ」ともいえないようですね。

介護度はあくまで介護保険制度上の1つの目安

介護の大変さは介護度では決まらない、また費やす時間が長いほど介護が大変なわけではない、ということがわかりましたね。
実際に「要介護3」の祖母と「要介護1」の母の介護をした経験がある方は、介護度の軽い母の介護の方が大変だったのだとか。元々穏やかな性格の祖母と言動のきつかった母とでは、介護中の苦労も全く違ったそうですよ。
介護度が上がったから介護が大変になる、逆に下がったから楽になる、とは一概にいえません。介護度はあくまで介護保険サービスを受けるためのひとつの目安でしかない、ということを覚えておきましょう。
ポッポ

この記事の寄稿者

ポッポ

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