職業病?介護職に多い肩こり・腰痛
肩こりや腰痛の悩みを抱えている人、多いですよね。厚生労働省によると、体の不調を理由に休職した方のうち実に6割が腰痛を原因にあげているそうです(※)。たしかに、痛む腰をおさえながらの仕事、どんな職種でもつらいものでしょう。中でも、腰痛に悩まされることが多いのは介護職の方。その実態の調査や予防に関する研究も行われており、とてもポピュラーな悩みの一つです。
しかし、そんな誰もが経験する腰痛や、肩こりが、実は大病のサインかもしれないのです。
こんな肩こり・腰痛は病院へ!
病気を悪化させないためには、そのサインに気付いて早めに病院で診察してもらうことが大切です。もしかしたらその痛み、関節・神経・内臓などの病気のサインかもしれませんよ。病院に行くかどうかを判断するポイントは以下の4つ。
こんな症状が続く場合は、まずは整形外科を受診してみましょう。
肩こりに隠れている病気とは?
肩こりや首のこりは、その周りの組織の炎症や狭心症、胆石症から起こる場合もあるそうです。ほかに頸椎椎間板ヘルニアや気胸、胸郭出口症候群などの可能性も。実は私も肩こりを放置するうち胸に苦しさを感じ、病院で診てもらったら狭心症と診断された経験があります。
腰痛に隠れている病気は?
腰痛といえば、腰椎椎間板ヘルニアとぎっくり腰。安静にしていれば治ることも多いですが、痛みがひどい場合には医師の指導のもと治療が必要になります。ほかにも腰部脊柱管狭窄症、子宮や卵巣の病気、大動脈瘤、急性大動脈解離、膵炎、尿路結石、腰椎すべり症などの病気が隠れている可能性もあるようです。
放置していませんか? たかが肩こり・腰痛、されど肩こり・腰痛
病院に行くほどひどい症状ならともかく、ちょっとした肩こりや腰痛ってついつい放置しがちになっていませんか?肩こりの場合、肩の血行が悪くなれば頭部へも血液が十分にいかなくなりますので、認知症とも無関係ではないといわれています(「東洋経済」より)。
「肩こりぐらい問題ない」「腰痛は職業病だから仕方ない」と考えずに、こういった症状はできるだけ解消したいものですね。日々のストレッチやマッサージなどではどうしても解消されなければ、早めに病院を受診しましょう。
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この記事の寄稿者
ノック
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。