特別養護老人ホーム(特養)
公共型老人ホームの代表です。民間の施設に比べ費用が大幅に安く、入居金も不要です。(月額利用料6万円~15万円)また終身入居が可能です。ただし、待機者が多いためなかなか入居できないというのが今の状況。将来的には、要介護度3(要介護認定の結果、判定される等級)以上という重い状態でないと入所出来なくなる方針です。
老人保健施設(老健)
病院から自宅に戻る際の、機能訓練のための介護施設です。特養同様公共型で入居金は係りません(月額利用料は8万円~17万円)。原則的に入居は6か月までで、長期入所はできません。介護付き有料老人ホーム
介護保険法に基づいて生活介護の指定を受けた民間の有料老人ホーム。介護サービス費用が基本的に定額で、自立型は共用部分が充実しています。ただし公共型と大きく違うのは費用面。入居一時金が数千万~1億円以上。月額利用料は12万円~35万円程かかります。
当然利用者さん一人当たりの介護職員人数は手厚くなりますし、食事の質や個室の広さ、施設のグレードも高くなります。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
安否確認や生活相談などのサービスが付いた賃貸集合住宅で、民間型です。入居金は敷金のみのところが多く、月額利用料は5万円~20万円程度。生活の自由度が高い反面、介護サービスは外部業者を利用する為、施設によってサービス面・設備面のばらつきがあります。
現在国がバックアップして施設を増やしている為、介護専門業者以外が異業種参入をしてきて開設しているケースが多くなってきています。
このほかにも軽費老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、グループホームなどがあります。これらの違いを理解して、家庭の事情、本人の希望を合わせて介護施設選びをするのがポイントです。
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この記事の寄稿者
吉田 要
獨協大学経済学部経営学科卒業 ファイナンシャルプランナー(AFP)
平成25年6月より介護マネーに特化したファイナンシャルプランナー事務所 レイズコンサルティング株式会社を開設。また東京都江東区内にてデイサービスホーム(通所介護施設)も運営し、実際の介護の現場にて多くの高齢者の方々の 介護援助も行っている。