まとめ

妊婦さん、乳幼児、20代後半の人は特に注意!麻しん(はしか)ってどんな病気?

三日はしかと言われる風しんより重症化しやすいのが麻しん(はしか)。例年、春先から初夏にかけて流行する感染力の強い病気です!

麻しん(はしか)

麻しん(はしか)ってどんな病気?

麻しん(はしか)は麻しんウイルスによって引き起こされる全身感染症。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。
感染して10日ほどで風邪によく似た発熱やせきなどの症状があらわれ、これが3日ほど続きます。そしていったん熱が治まったかと思うと今度はさらに高熱を出し、全身に発疹が出てきます。死亡率は先進国で1000人に1人とそう高くはありませんが、脳・神経への合併症を起こすこともある怖い病気です。
最近、日本での麻しん(はしか)はWHOによって「排除認定」がされましたが、これは日本由来のウイルスによる感染が見られなくなっただけで、海外から入るウイルスでの感染にはまだまだ注意が必要です。 例年、これからの季節(春〜初夏)にかけて流行の兆しが見られますので、予防法や注意点について確認しておきましょう。
出典:http://www.mhlw.go.jp/

麻しん(はしか)の効果的な予防法は?

はしかの感染経路は、患者やその汚物に直接ふれる接触感染だけではありません。鼻水やくしゃみなどの飛沫感染、同じ空間にいるだけで空気感染することもあります。それほど感染力が強く、感染ルートも多いはしかを予防するために最も効果的なのは、予防接種で免疫を獲得することです。
2006年以降は1歳と乳幼児期あわせて2回の予防接種の機会が設けられています。それ以前にも予防接種は行われていましたが、1回の接種では十分な免疫がついていないこともあり、そもそも1度も受けていない人もいるかもしれません。気になる方は自分にはしかの免疫があるかどうか調べてもらいましょう。
任意で予防接種をする人も自治体から補助を受けられるケースがあり、おおむね3000〜6000円程度で受けられるようです。
出典:http://www.town.ichikawamisato.yamanashi.jp/

特に注意したい人は?

  • 妊娠中、または妊娠を希望する人
  • 妊娠中のはしか感染は早産や流産のリスクを上げてしまいます。妊娠してからは予防接種が受けられませんので、妊娠を希望する方は、事前に抗体について調べておきましょう。風邪やその他の感染症を防ぐ意味でも、あまり人ごみを出歩かないようにしたいものです。

  • 乳幼児
  • きちんと予防接種を受けさせるのはもちろん、患者との接触を避けるようにしましょう。小さな子どもの場合は外でいろいろな物をなめたりさわったりしないように注意してあげてくださいね。

  • 現在20代後半の人
  • はしか患者の減少で直接感染する機会が減り、なおかつ予防接種が1回だったこの世代は特にはしかの免疫を持たない人が多いようです。平成20年にはこの世代を中心にはしかの大流行が起こっています。そろそろ子育て世代に入る方も多いでしょうから、男性女性ともに一度はしかの抗体について調べておきましょう。

    ポッポ

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