麻しん(はしか)ってどんな病気?
麻しん(はしか)は麻しんウイルスによって引き起こされる全身感染症。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。感染して10日ほどで風邪によく似た発熱やせきなどの症状があらわれ、これが3日ほど続きます。そしていったん熱が治まったかと思うと今度はさらに高熱を出し、全身に発疹が出てきます。死亡率は先進国で1000人に1人とそう高くはありませんが、脳・神経への合併症を起こすこともある怖い病気です。
最近、日本での麻しん(はしか)はWHOによって「排除認定」がされましたが、これは日本由来のウイルスによる感染が見られなくなっただけで、海外から入るウイルスでの感染にはまだまだ注意が必要です。 例年、これからの季節(春〜初夏)にかけて流行の兆しが見られますので、予防法や注意点について確認しておきましょう。
出典:http://www.mhlw.go.jp/
麻しん(はしか)の効果的な予防法は?
はしかの感染経路は、患者やその汚物に直接ふれる接触感染だけではありません。鼻水やくしゃみなどの飛沫感染、同じ空間にいるだけで空気感染することもあります。それほど感染力が強く、感染ルートも多いはしかを予防するために最も効果的なのは、予防接種で免疫を獲得することです。2006年以降は1歳と乳幼児期あわせて2回の予防接種の機会が設けられています。それ以前にも予防接種は行われていましたが、1回の接種では十分な免疫がついていないこともあり、そもそも1度も受けていない人もいるかもしれません。気になる方は自分にはしかの免疫があるかどうか調べてもらいましょう。
任意で予防接種をする人も自治体から補助を受けられるケースがあり、おおむね3000〜6000円程度で受けられるようです。
出典:http://www.town.ichikawamisato.yamanashi.jp/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。