サポートするために特別な訓練を受けている補助犬
街角などで、白や黄色の目立つハーネスや「介助犬」「聴導犬」と書かれたお洋服を身に付けている犬を見かけたことはありませんか?彼らは盲導犬や介助犬、聴導犬。まとめて「身体障がい者補助犬(以下補助犬)」と呼ばれいて、身体の不自由な方が日常生活をスムーズに送るサポートができるように特別な訓練を受けた犬です。出典:http://www.gov-online.go.jp/
盲導犬・介助犬・聴導犬は、それぞれどんな訓練を受けているの?
補助犬になるまでの道のりは、決して簡単なものではありません。まず、子犬の段階で素質があるかどうか判断されます。素質があると思われる犬は、パピー・ファミリーと呼ばれるボランティアの元で1歳まで暮らします。パピー・ファミリーの元で愛情を受けながら人間に対する信頼感と社会性を高めたのち、適性評価をパスしてはじめて補助犬候補としての訓練を受けます。訓練では、まず、「座れ・伏せ・待て」という基本的な動作が教えられます。そして、何かを取りに行く・渡すという介助に必要な動作や、マナーを守った社会生活が送れるように指導されます。また、それぞれの役割ごとにも特別な訓練を受けています。
訓練の中でも補助犬としての資質があるかが観察されます。そして、向いていると判断された犬だけを補助犬として送り出しているのです。
出典:http://www.hojyoken.or.jp/
補助犬に対する社会の現状ってどうなっているの?
平成14年に「身体障害者補助犬法」が施行され、公的な施設はもちろん、電車やバスなどの公共交通機関やスーパーやレストランなど、各公共施設では補助犬同伴での利用の受け入れが義務付けられています。でも、いまだに補助犬への認識と理解が浸透していないのが現状。中には補助犬同伴での利用を断る施設があることも・・・。盲導犬も介助犬も聴導犬も、しっかりと訓練を受けているので、公共施設でもマナーを守って過ごすことができます。また、補助犬と共に行動をされる方には、補助犬の体を清潔に保つこと、予防接種を受けさせることなど、適切な行動や管理が義務付けられていますので、安心して受け入れることができるのです。
社会全体が補助犬のことを理解して受け入れられるように
厚生労働省では補助犬同伴の受け入れを広く知ってもらう為に「welcome! ほじょ犬」と書いてあるステッカーを目印として作成しています。このステッカーがもっと広まり、身体の不自由な方と補助犬がどこでも利用できるようになるといいですよね。そのためには、まず社会全体が補助犬への認識と理解を深めていくことが大切。盲導犬は、白か黄色のハーネスをつけています。介助犬は「介助犬」と書かれた胴着を、聴導犬は「聴導犬」と書かれた胴着をそれぞれ着ています。もしこうした犬を見かけたら、暖かく見守ってあげてくださいね。出典:http://www.gov-online.go.jp/
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この記事の寄稿者
ひよこ豆
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。